外伝〜アルスター襲撃〜 後篇
[1/10]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
〜アルスター〜
「お待たせ、みんな!」
「エステルさん…………!」
(フッ、”真打ち登場”か。)
マリーニャ達が機甲兵達と戦闘を繰り広げている所に駆けつけたエステル達に気づいたテトリは明るい表情を浮かべ、サエラブは静かな笑みを浮かべた。
「貴様は…………!」
「遊撃士協会史上初ランクSSにして”剣聖”の娘、”ブレイサーオブブレイサー”…………!」
「そらに”黄金の百合”に漆黒の牙まで…………!」
「恐れるな!例えランクA以上の遊撃士が集まろうと、幾ら何でも機甲兵相手に生身では敵うまい…………!」
一方エステル達の登場に機甲兵の中にいる猟兵達が警戒している中、猟兵の一人が仲間達に鼓舞をした。
「”リベールの異変”や”クロスベル動乱”を経験したあたし達からしたら、”輝く環”と一体化した教授や”碧のデミウルゴス”と比べたらよほど楽勝な相手だけどね。」
「いや、比較対象が色々とおかしいから。」
「アハハ、比べるんだったらせめて、”パテル=マテル”や”トロイメライ”にしてあげた方がいいんじゃないかな?」
ジト目で答えたエステルの言葉にヨシュアは呆れた表情で、ミントは苦笑しながらそれぞれ指摘し
「舐めやがって…………!」
「我らニーズヘッグの依頼を邪魔するに飽き足らず、多くの仲間達を殺してニーズヘッグに甚大な被害をもたらせた貴様らだけは絶対に許さん…………!」
「この町を貴様らの墓標にしてやる…………!」
「あんた達がそんな事になったのは、全部自業自得でしょうが!――――――出番よ、クーちゃん、カファルー!!」
機甲兵の操縦席にいる猟兵達の自分達に対する憎悪の言葉を聞いたエステルは怒りの表情で声を上げた後心強き仲間達を召喚し
「ク――――――ッ!!」
「グオオオオオオオオ――――――ッ!!」
「ハァァァァァァ…………グオオオオオオオオ――――――ッ!!」
「なあっ!?」
「りゅ、竜に幻獣らしき大型の魔獣だとぉっ!?」
召喚されたクーとカファルーは咆哮を上げ、ミントは竜化し、それを見た操縦席にいる猟兵達は驚いていた。
「カファルー、シュヴェルトライテ、クーちゃんとミントはそれぞれ一人で銃を持った機甲兵の相手をして!あたしとヨシュア、パズモとテトリの4人で”ヘクトル”の相手をするわ!マリーニャさんとメティサーナ、ミルモは近接戦闘用の”ドラッケン”の相手を――――――」
「――――――いや、お前達が相手をするあの一番図体の大きい奴は俺達がもらう。」
エステルが仲間達に指示をしていた時、その場に仲間達と共に駆け付けたジェダルがエステルにある事を申し出た。
「へ…………っ!?」
「貴方達はさっきの…………」
ジェダル達の登場と加勢の申し出にエステルは呆け、ヨシュアは呆けた表情でジェダル達
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ