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ある晴れた日に
47部分:妙なる調和その八
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入れてな」
 彼は言う。
「野菜だってな。それでも案外いけるんじゃないのか?」
「まあ確かに」
「結局カレーって何を入れてもいけるしね」
 この辺りはお好み焼きや鍋と同じである。
「じゃあそうする?」
「食材を適当に入れて」
「食材なら何でもあるわよ」
 皆が言っているところに田淵先生が述べてきた。
「とりあえず皆がどんなカレー作りたいって言うかわからなかったから。色々用意しておいたわ」
「そうなんですか」
「羊とか内臓もあるから」
 結構以上に色々とある。
「何でもね。ルーも甘口もあれば辛口もね」
「それじゃあそれをどんどん入れて」
「作る?何かやたらと大きなお鍋もあるしね」
「そうしようか。さて、と」
 皆これでカレーの話を終わらせにかかった。
「じゃあカレーは寄せ鍋カレーにするとして」
「とりあえずは今やってることだよ」
 野本は話をさらに戻してきた。
「このコンテスト。俺達が賞を総ナメにするぜ」
「おめえまだ言ってるのかよ」
「悪いかよ」
 むっとした顔で春華に返す。

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