第五章
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ホテルの中を進んでいった、そのうえで。
出て来るギャング達を次々に倒していった、そうして。
ホテルの中を探していき最上階に行くとだった。
その一番奥の部屋に鬼族の大柄な男がいてだった、左右に小柄な巫女の服を着た美しい女達を侍らしてグラスに上等なワインを入れさせていた。
その彼の前に出てだ、セプルベダは言った。
「お楽しみ中悪いがな」
「お前等か、ホテルの中で騒いでるのは」
面長の顔で丸い目をしている、そして白い頬髭と顎鬚を生やしている。頭は丸坊主にしていてゴロツキの様な人相である。
「わしの城で」
「そや、お前を倒してや」
そうしてとだ、セプルベダは男に告げた。
「巫女さん達を助ける」
「言うな、わしを誰だと思ってる」
「この辺りの裏社会を取り仕切るギャング団キヨハラロスファミリーのボスカズヒロット=キヨハラロスやな」
「そうだ、そのわしに勝てるか」
「楽勝や」
「ほお、じゃあ見せてもらおうか」
ボスはセプルベダの言葉を受けて悠然と立ち上がった、そのうえで彼に言った。
「ベッドのお楽しみはお前とそこにいる魔族の兄ちゃん倒してからだ」
「そっちはまだか」
「これからって思ってたがな」
「それはええこと聞いた、ほなな」
セプルベダはボスに不敵な笑みで返した。
「その楽しみは絶対に味わえん様にするな」
「お前に出来るか」
「フォーク持つより楽や」
こう言ってだった。
セプルベダは拳を出して向かってきたボスに右ストレートを浴びせた、するとその一撃が見事に決まり。
ボスは吹き飛ばされ部屋の窓からホテルの外に叩き出され地面に落下して死んだ。だがセプルベダとダリーオが倒していた手下達と共に。
捕えられ復活させられたうえで取り調べと裁判を受けてだった。自身は車裂きを二十回受けた後で魂を消された。他の手下達も罪に応じて厳罰を受けたがこれは祭りの後の話である。
巫女達は無事に助け出されそれぞれの神殿に戻った、そしてだった。
二人は両方の神殿から深い感謝の言葉を受けて祭りでもてなしを受けこの上なく楽しい思いをした。
そして祭りの後でだった、セプルベダはダリーオを案内してサンチアゴにある料理も酒も美味いので有名なレストランに入った、そうして。
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