第四章
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「終わらせるで」
「勘が感じ取るままにか」
「一直線に進んで」
「そうか、ほなな」
「自分もそれでええか」
「おかしなことになりそうなら止めるが」
それでもとだ、ダリーオはセプルベダに笑って話した。
「そうやないからな、今は」
「ええか」
「君に任せる」
ダリーオは宣言する様にして告げた。
「今はな」
「そうか、ほなな」
「一直線に向かってやな」
「巫女さん達助け出すで」
こう言ってだった。
セプルベダは聞き出したギャング団のアジトにダリーオと共に正面から乗り込んだ。アジトは街の表向きはホテルだったが。
入口を入るとすぐにだ、柄の悪い者達が二人のとこに来た。
「お客さんか?」
「悪いが帰ってくれるか」
「今は満室だからな」
「他のホテル探しな」
「いや、ここでええ」
セプルベダは男達に不敵な笑みで返した。
「泊まりに来たんやないしな」
「何っ、まさか手前等」
「サツか?」
「それともサツに頼まれた探偵か?」
「言うなら正義の味方や、巫女さん達と親分出せや」
セプルベダは不敵な笑みのままこうも言った。
「そうしたらお前等の罪は幾分か悪くなるわ」
「そこまで知ってるのかよ」
「じゃあこいつ等サツか」
「サツでも生かして帰すか」
「そこまで知ってるならな」
「そやからわし等は警察やない」
セプルベダはそれぞれ武器を出してきた男達にさらに返した、スペインの宮廷の様な豪奢なホテルの中で。
「正義の味方や」
「ふざけやがって」
「何が正義の味方だ」
「その減らず口潰してやる」
「二度と言えない様にしてやる」
男達は口々に言って銃やナイフを手にセプルベダとダリーオを殺そうと向かって来た、だが所詮はギャングだ。
星の者達である二人の敵ではなかった、セプルベダは風の様に動き。
カポエラとボクシングを合わせた様な激しい動きで周りの男達を一瞬で薙ぎ倒した、ダリーオは術で彼をサポートした。
最初の戦を一瞬で終わらせてだ、セプルベダはダリーオに言った。
「ほなな」
「ホテルの中をやな」
「雑魚供を倒しながらや」
そのうえでと言うのだった。
「進んでいってな」
「巫女さん達を探してやな」
「助け出して」
「敵のボスもやな」
「成敗するわ」
こう言ってだった、セプルベダはダリーオと共にだった。
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