467部分:夕星の歌その七
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だ」
それだと答えてみせたのだった。彼は内心少しばかり考えそのうえでこう答えることにしたのだ。下手にクラスの面々のことを出してはよくはないと判断して彼だけにしたのである。
「それならいいな」
「ああ。心を飲ませてもらう」
「あと夜の空でも見ろ」
今度はこう言ってみせたのだった。
「夜の空でも見ていたらな」
「何かあるか」
「ただ酒を飲むよりよっぽどいいだろうからな」
酒浸りなだけよりもまだいいだろうと。こうも思ってそのうえでの言葉だったのだ。
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