ハイスクールD×D 革新のリアン6
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馬鹿なオレでも分かる。それで何故わざと攻撃を食らうのかだっけ?それはオレが馬鹿だからだ!!」
「……何を言っているの?馬鹿でも最初にあれだけ動けたのだから身を守ることぐらいできるでしょう」
「ああ、オレの身を守るぐらいならな。だけど、それだと君らの心が守れない。最近になってから怒鳴られ続けてるんだろう」
オレの言葉に反応はしても同意の声は上がらない。上げれないが正しいんだろうけどな。
「リアン先輩が見飽きたというセリフ。正式なレーティングゲームにそこそこ参加しているはずなのに異常な緊張。ライザーに怒鳴られて何人も手元が震える。馬鹿なオレでもこれだけ材料が揃っていればなんとなくでも現状が分かる。だから、ライザーの言う指示を達成させる」
「ば、馬鹿ですか!!そんなことをして、貴方に何の得もないじゃないですか!!」
「だから、馬鹿だって言ってるだろう。そんな馬鹿で無駄かもしれないけど、苦しそうに怯えている女の子を見て何もしないなんてオレには出来ない。幸い、もっとやばい訓練を施されてるからこれぐらい余裕余裕」
実際、最初の方に食らった傷は自然治癒済みだ。足りなくなった血液も造血量を倍加させて回復済み。問題は空腹がちょっと辛い。今度から先輩みたいにチョコレートでも懐に忍ばせておこう。防弾チョッキにあのビスケットも仕込んどこう。
「まっ、女好きのわがままだとでも思ってくれ。ほら、いくらでも来い。絶対に倒れるつもりはないし、ライザーを先に倒すけどな!!」
倍化で強化した身体能力で眷属の子たちを置き去りにしてライザーに飛びかかる。
「見よ、リアン先輩の地獄のような特訓で身につけた身体能力による見かけ倒し!!筋肉族三大奥義が一つ!!」
未だに立つことすら出来ていないライザーを空高く放り投げ、追いかけるようにジャンプし、首と左足と両腕を固定してエビ反りのようにクラッチ。体の硬いライザーから色々と砕ける音が聞こえる。そのまま背中合わせになるようにしてから手足を固定し、そのまま地面に首から叩きつける。
「未完・マッスルスパーク!!」
相互理解とその後の和解への道を残す気がない今のオレが打てるのは未完でしかない。オレはライザーの敵であり続けて構わない。自分のことを慕ってくれている女の子を苦しめる奴と和解なんてしたくない。ついでにこれで勝負が決まることもない。
ライザーの体が炎に包まれて、フラフラしながらも立ち上がってくる。回転による酔いが抜けてきたのだろう。これがフェニクス家の再生能力か。手頃なサンドバックだよな。
「き、貴様!!たかが転生悪魔風情がよくもこのオレを!!お前たち、なn」
「必殺シュート!!」
余計なことを言わせないように顔面を蹴り飛ばす。そのまま追撃して再生した所で更
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