ハイスクールD×D 革新のリアン6
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ザー達に向き合った所で違和感を感じる。なんだろうな、この感覚は?ライザー以外の子たちから変な感じがする。こういう時は見に回る。先輩の教え通りに動く。最初に突っ込んできた猫耳の二人の拳をそらして足払いと同時に背中を軽く押して転がす。チャイナ服っぽい棒術使いは突いてきた棒を掴んで思いっきり引いて投げ飛ばし、チェーンソーでの飛びかかり切りをしゃがんで躱して足の裏を掴んで投げる。投げの慣性を利用してそのままバク転で背後から迫っていた剣の一撃をかわし、片手で着地して回し蹴りで蹴り飛ばす。
そこで一度攻撃の波が止む。全方位を囲まれたのだが、今の調子なら問題ない。問題ないんだが、違和感が更に濃くなった。余分な力が入りすぎていて、何かに怯えている。
「転生したばかりの相手に何をやっている!!」
ああ、なるほどね。だいたい理解した。この子達はライザーに怯えているんだ。妹だと言っていたレイヴェルって子は眷属の子たちを守ってあげたそうにしているが、出来ないでいる。先輩が適当にあしらうはずだ。先輩が嫌いなタイプの性格だ。
決めた。今から馬鹿をやろう。先輩には頭が可哀想な子を見るような目で見られるかもしれないけど、馬鹿をやる。頭が可哀想な子でも、先輩なら見捨てたりしないって分かっているからオレは馬鹿を堂々とやれる。
カーラマインって名前の騎士の攻撃を動きに問題ない程度に受けて血を流す。他の眷属の子たちの攻撃も全て受けて血を流す。眷属達の子はそれに驚きながらもすぐに立ち直って攻撃を続けてくる。殴られ、切られ、焼かれ、見た目上はひどい状態だろう。まあ、訓練時よりは全然余裕なんだけどな。
最後に笑いながら炎を飛ばそうとしたライザーにオレの血で作った泥団子を顔に叩きつけてキャンセルさせる。
「泥だと、貴様、オレの顔にどっ!?」
二個目の泥団子を口の中に放り込んで黙らせる。ついでに血がたっぷりの三個目を股間に投げつけておもらしをしたみたいにする。
「殺す!!」
「ヌルいわ!!」
速度優先だったであろう炎弾をキャッチして投げ返す。どってぱらに炎弾を受けて仰け反るライザーに飛び蹴りを食らわせてダウンしたところで両足を持ってジャイアントスイングで投げ飛ばす。回転数は大分多いからしばらくは立つことすら出来ないだろう。
ライザーを投げ飛ばすと同時にまた眷属の子たちに攻撃されるのを致命傷にならないように受ける。
「貴方、一体何を考えているのです!!先程からわざと攻撃を受けて、何がしたいんですか!!」
とうとうレイヴェルって子がキレる。他の眷属達の子達も攻撃を一度止めて距離を取る。
「あ〜、礼儀作法はまだ勉強中だから無作法があったらごめんなさい」
「そんなことを怒っているわけじゃないわ!!」
「うん、それは
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