ハイスクールD×D 革新のリアン6
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表を見てから軽くゲームプランを組み立てる。そろそろライザー・フェニックスには飽きてきた。完全に心を折る。そのために必要なのは圧倒的な戦力、シチュエーション、そしてパフォーマンスだ。
眷属達の仕上がりは十分だ。シチュエーションは現場で細工するだけだし、パフォーマンスに必要な台本も用意してある。
罠を仕掛けたと思っている馬鹿を力技で罠ごと食いちぎりにレーティングゲーム会場に向かう。長々としたルール説明を無視して配下のグループからの報告書に目を通す。設備を最新の物に切り替えたにもかかわらず赤が減っているのは順調な証だ。重鉄鋼は抜き打ちの監査だけで問題ないな。他のところも軒並み問題なし。新規部門は赤だけだが、問題なし。
「貴様、舐めるのも大概にしろ!!」
ライザーが怒鳴り散らすが仕方ないだろうが。
「定職についていないお前と違って学生と財閥の掛け持ちをしているオレは忙しいんだよ。オレの1時間とお前の1時間は等価じゃないんだよ。オレの1時間の稼ぎに300人の生活がかかっている。いい加減諦めろ。グダグダとするのは男を下げるだけだとまだ分からんか。私だ、例の土地を買い上げろ。そうだ、新しい工場を立てる。地盤整備からしっかりとやれ。ルールは理解しているからとっとと始めろ」
「すぐに吠え面を掻かせてやる!!」
「やれるものならやってみろ。ところでだが、審判さん、あんた、ディーラーをやってるらしいな。ダンタリオンの所で」
「それがどうされました?」
「おいおい、分かんねえか。悪魔じゃあ珍しく魔力を使わない技術でダイス目を操作できるイカサマディーラーさんよぉ」
マリータに合図を出し、こいつの秘密の練習風景の盗撮動画を流す。ポーカーフェイスを崩さずに視線も泳いでないが、一瞬強張ったな。一流ではあるが超一流ではないな。
「ついでにこれもどうだ」
フェニックス家の執事が屋敷から出て審判に金を積んでいる映像だ。ライザーのやつは顔に出ているな。甘っちょろい餓鬼だな。
「場外乱闘がご所望で?兄上、どうせ見ているのでしょう。とっとと公平に見える審判を連れてきてくださいよ。何度も言っていますが、忙しいのですよ。ああ、それとお前の顔は賭博業界に流す。指を切り落とさないだけ有情だ。連れて行け」
今まで潜んでいた影たちがイカサマディーラーを捕縛して消え去る。
「さて、弁解を聞こうか、ライザー・フェニックス。先程の動画には続きがある。あの執事がお前へ報告している続きがな。杜撰にもほどがあったな。貴様程度ではオレと同じ舞台に立つことは出来ない。今まではお遊びに付き合ってやったが、暇ではないのでな」
置かれていたサイコロを拾い上げ、こいつがイカサマディーラーに頼んでいた目を出してやる。
「ほらよ、こいつが出
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