ハイスクールD×D 革新のリアン6
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素質は持っている。性格的に狂信までは行かなかっただけだな。歴史上はそこそこの人数が居たが、近代化に伴い数は減らした。近代化には教育も含まれてくるからな。宗教は無垢で無知であると染まりやすい。教育されてしまえば、それに絶望しない限り染まりにくいからな」
「ですがリアンなら上手く扱えるでしょう?」
「まあ扱えるが面倒だ。聖女だ何だと言われてる奴らは一度折れると立ち上がらせるには何かに依存させるしか無い。何故なら心に芯がないからな。普通は成長に伴い人生経験から芯という物が形成されるが、その人生経験が薄い生活しかしてこなかった弊害で誰かに支えられないと立てない。そして支えられているうちに芯が支えてくれている相手に染まる。ソーナ、彼女は自分でここを訪ねようとしたか?違うな、ソーナが連れてきただけで能動的に動こうとはしていない。そんな者に掛ける時間は生憎持ち合わせていない」
話はそれだけだ。イッセーの仕込みの最終段階なんだ。それでこの先は自己流で仕上げさせることが出来るんだからな。多少怠け癖があるが、そこは飴と鞭を適切に使えば問題ない。娼館の一つの貸し切り程度で十分に鍛え上げた赤龍帝を使えるなら何の問題もない。これで性格がクズだったり、扱いにくいのなら話は別だがな。
人間性の薄っぺらさ。なるほど、確かに彼女はそれが薄い。自分というものが薄いと少しのきっかけで簡単に折れてしまう。逆に言えば、依存させれば裏切ることはない存在となりますね。リアンがいらないというのなら私の方でもらいましょう。手間はかかるかもしれませんが、十分なリターンはあります。駒は騎士しか余っていませんが、底上げという意味では間違いではないでしょう。
さて、じっくりと心の隙間に忍び寄らせてもらいましょう。悪魔らしくね。なに、私は身内には優しいですから。このまま放流するよりは幸せにしてあげますよ。
「各陣営はそれぞれ1から10までの数字に眷属を配置する。眷属は2箇所にまで配置することが出来る。両陣営が配置終了後に配置を発表。その後、審判が各陣営の色のついた10面ダイスと一回り大きな6面ダイスを振り、その目に配置された眷属が6つの会場のどれかに転送される。それを5回繰り返し、先に3勝した方の勝ち。各試合のインターバルは試合前後に5分ずつ。リタイアからの復帰はありか。眷属が配置されていない、もしくは復帰できていない目が出た場合は不戦敗。ご丁寧にフェニックスの涙の使用制限が入ってない」
「相手は大量のフェニックスの涙を持ち込んでくるでしょう。対策は?」
「簡単なことを聞くな。所詮は傷と魔力を回復するだけだ。体力は回復しないし、体調も回復しない。何より心は絶対に治らない。まあ、多少の細工を施させてもらう」
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