暁 〜小説投稿サイト〜
ユキアンのネタ倉庫 ハイスクールD×D
ハイスクールD×D 革新のリアン6
[5/12]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
を出させ、管理能力不足で天界から奪いさり、それを新魔王派でやる気も能力もある新人に任せている。手足が視察しているので問題があれば業務改善命令も出すし、場合によっては研修や会合も開いている。

「水面下で激しい闘いがあるんだよ。ここ数年は悪魔が勢力を伸ばしている。教会は落ち目だ。信仰心はあまり関係ない。いや、関係なくはないのか。だが、経済という名の魔物が強大すぎるだけだ。資本主義バンザイ」

「貴方は、神を信じられていないのですか?」

「いや、信じてるよ。オーディンの爺とかはちょくちょく会ってるし。ああ、キリスト教の神、ヤハウェなら死んでるから信じる何もない」

「……えっ!?」

「まあ、知らないのも無理はない。今はミカエルがヤハウェの残した装置を使って代理を行っているからな。だが、使い切れないミカエルでは取りこぼしが多く出てしまう。ああ、ちなみに上の方の悪魔とか堕天使とか他の神話勢力はヤハウェが死んでるのは知ってるぞ。下に教えないのは、まあ、鏡を見れば分かるだろう」

半分も理解できていないだろうが、それでも十分に絶望している顔が鏡に映されている。

「希望がないから生きていけないって言うなら、殺してやる。確か自殺は禁じられてただろう?苦しまずに送ってやるよ。その方が楽でいい」

「リアン、本音が出すぎです」

「別に構わないだろう。出会ったばかりの悪魔の戯言を鵜呑みにするような、考える力を奪われ、簡単に折れる心しか持たない元シスター。オレの興味は尽きた。これまでの活動から気が引けていたが、どうということはなかった。好きに生きればいい。無知な子羊として生涯を過ごすが良い」

回復系の神器は珍しいから他の勢力に奪われないように護衛は付けるが、それだけだ。アルジェントの経歴が全てを分かった上で行っていたとしたら畏敬の念から恐れていた。だが、無知によるその場その場の行動であるというのなら恐れる理由はない。前世に居た、俺たち傭兵団が、まともな感性を持つ全ての武力を持つ人間が恐れた、あの聖人と違う存在なら掃いて捨てるほど見てきた。今まで見てきた偽物の中では一番近い存在だっただけだ。

興味がなくなったアルジェントをソーナに任せて自宅に帰る。マリータに連絡して警戒度を落とさせる。それで全てが終わったと思ったのだが、数日後にレーティングゲームに備えて眷属たちと調整していた所にソーナがアルジェントを連れてきた。

「何か用か?」

「貴方にしては対応が雑だと思いましてね。じっくりと育てるのが得意な貴方が早々に手放すと、逆に興味がわきまして」

「ああ、なるほど。ソーナは出会ったことがないのか。彼女は薄っぺらい、考えることを放棄した人間だ」

「ふむ。もう少し詳しく」

「狂信者までは行っていないが、そういう
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ