ハイスクールD×D 革新のリアン6
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に顔面を殴る。これ以上余計なことは喋らせないようにさらに追撃をかけようとする。
「お待ちになってください!!」
急にレイヴェルちゃんに静止を促されるけど、車は急には止まれない。加速の付いた赤龍帝も止まれない。終いには変に転んでライザーに組み付いてしまったので慣性を活かしてそのまま真空地獄車に発展させてライザーをボコる。よし、さらに酔ってしばらくは動けないはずだ。
「何かようか」
「ええ、決めましたの。私達はリザインします。これ以上、お兄様に付き合うつもりはありません」
「はい?」
「あんなのでも昔はもう少しはまともで優しかったんです。それがリアン様に負けてからあのように。いつかは元に戻ってくれると思っています。でも、決めました。元に戻るきっかけを待つのではなく、きっかけを作ると。その覚悟を持たせてくれた兵藤様に感謝を」
そう言ってカーテシーだったか?あの、こうお嬢様がやるスカートをちょっと持って礼をするあれを見せてくれた。そしてリザインを口にしようとした所でレイヴェルが炎弾に貫かれた。オレに対する殺気がなかったせいで反応ができなかった。誰がやったかなんて聞くまでもない。
「自分が何をやったのか、分かってるのかライザー!!」
レーティングゲームにはサクリファイスという戦術がある。囮にかかった敵を囮ごと吹き飛ばす戦術だ。だが、今のはただのフレンドリーファイアですらない。
「黙れ小僧!!お前たち、何をしている!!早くその小僧を殺せ!!」
ライザーの言葉を聞いても眷属の子たちは誰も動かない。それどころか武器から手を離す。
「もう止めましょうライザー様。これ以上はもっと評判が悪くなるだけです」
「そうです。もう止めましょう。レイヴェル様だって謝れば許してくれるはずです」
とうとう説得まで始まってしまう。これ、貴族的に致命傷のような気がするのはオレだけ?若干怒りのボルテージが下がり、冷静とは言わないまでも
「黙れ!!女は黙ってオレに使われていれば良いんだよ!!」
あ〜、うん、リアン先輩ごめんなさい。言いつけ破ります。最大出力と思われる炎の壁に向かって突撃し、禁手化して炎を散らす。
「ライザー、オレ、お前のこと大っきらいだ。お前のことを心配してくれる女の子があんなにも居るって言うのに、使うだと?巫山戯るな!!彼女たちはお前の承認欲求を満たすための道具じゃない!!」
最初とは違い、今度は本気でライザーの顔面を張り手する。首から上だけが吹き飛ぶ。右手の篭手を爪状に変化させ、残っている体を引き裂く。眷属の子たちを見るとレイヴェルが再生を終えていてオレを心配そうに見ていた。
「とっとと、リザインして会場を離れてくれ。それと出来ればこの後の惨状を見ないでくれ」
「
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