怨嗟に燃える怪物
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とだ。そのヒトモシとヘルガーがな」
「強盗……? それに、人がいなくなったって……もしかして」
「研究員が何人か重傷を負っており、いずれも鋭利な刃物で切り裂かれた後があった。管理者の博士に至っては行方不明……そんなことは、博士の直接の知り合いが関与していなければ不可能だろうからな。だが今のお前と戦った限りでは現場の状況と一致していない。ここは矛を収めておいてやる」
事件内容をペラペラと喋るので本当かどうかも怪しいが、それを聞き出す力は今の涼香にはない。やはり、聞けば聞くほど謎が増えるだけだ。
「……次会ったときこそ、あの時の因縁は果たさせてもらう。……じゃあな」
暴走族たちがバイクに乗って去って行く。それがいなくなるのを見送る前に、限界を迎えた涼香の意識は途切れた。
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