暁 〜小説投稿サイト〜
魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第二百二十二話
[2/4]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
スプレーだった。

「弁明は?」

「面白そうだったからやった。反省も後悔もしてない」

「………………………………」

「貴女だって暦さんに甘えられて嬉しかったでしょ? ね?」

「………………………………………」

無言で羽川翼がバッグから別の缶を取り出した。

それは通販で買えるスプレーだ。

そのスプレーのトリガーに羽川翼が指をかける。

「覚悟は良いかな? ユートピア・クイーンパラドクス・グリップアンドブレイクダウンさん?」

「は、はは、ははは、はははは、ははははは。
いいぜやってみろよ。アンタがトリガーを引いて中身が俺に届く前にアンタの中の猫をアクティベートしてから魔法で暦さんにマタタビスプレーの原液ぶっかけてやるぜ」

「そう?」

羽川翼がハンカチを口元に当て、それだけだもなおわかる嬉しそうな笑みを浮かべて言った。

「ぷしゅー」

可愛いなオイ。

この後羽川翼の<猫>をアクティベートして暦さんの頭から量子展開したマタタビ液をかけたが、そこで俺の意識は途切れた。

side out









スプレーを散布した後、翼は息を止めて窓を開けた。

「阿良々木君。シャワーを浴びて別の服に着替えてきて」

くぐもった声の指示に従って、暦は速攻でシャワーを浴びて着替えてきた。

「うんうん。大丈夫そうだね」

部屋に戻った暦が見たのは、スマホのカメラをセットして一夏の前で猫じゃらしを振る翼だった。

「何してるんだ羽川?」

「んー。取り敢えずの報復かな」

翼が猫じゃらしを振る度に一夏の視線が動く。

縛られているので動けないのだ。

「んー。面白くないなー」

翼が追加で取り出したロープで一夏の足を縛り、そのロープを胴体にも巻き付ける。

「これで最初ロープを外しても……」

一夏が自由になった手で猫じゃらしを取ろうとしたが、届かなかった。

「みゃぁー……」

「ふっふっふ…この動画を千石ちゃんに渡して18禁BLイラストに仕立てて貰ってばらまかせないとっ!」

「羽川? それはやり過ぎじゃぁ…」

「何か言ったかな阿良々木君?」

振り向いた翼の目はマジだった。

「あと戦場ヶ原さんと神原さんにも送らなきゃ……。
私は一週間猫撫で声でからかわれた事を忘れてなんかいないっ」

「何だろう。僕の彼女が黒すぎて普通引く所なんだろうけどスゲー安心する。何でだろう」

ちなみに暦は多少一夏に同情しつつも内心フィーバーである。

(猫耳羽川の猫じゃらしとか最高すぎるっ!)

猫じゃらしを猫の手でてしてし殴る一夏。

「うーん。一夏君が吸血鬼ってわかってても、千石ちゃんの
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ