暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは〜無限の可能性〜
第7章:神界大戦
第209話「真の脅威」
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髪入れずに叩き潰せ!」

「ッ……!」

 なのはが受け止め、フェイトが速度で怯ませる。
 直後、クロノの魔力弾で一人の神が打ち上げられ、ユーノのバインドが縛り上げた。
 そこへ、神夜の怪力からの九連撃が繰り出される。

「つぉっ!!」

 それだけではない。直後に叩きつけるように砲撃魔法を浴びせた。

「ッ、ぐっ……!」

 直後、上から攻撃が迫る。
 それを神夜は身体強化魔法を使い、片手を盾にして踏ん張る。

「ッ!?」

 だが、先程砲撃魔法を食らった神がまだ倒せておらず、神夜の足を掴む。
 体勢を崩されるにしても、攻撃を食らうにしても、このままではまずいと思い―――

「ガッ!?」

 ―――その神の体が、いくつもの剣によって貫かれた。

「……っ!ぜぇええい!!」

 それを認識した瞬間、上から襲ってきていた神の腕を掴み、地面に叩きつけた。
 足を掴んでいた神は下敷きになり、剣の攻撃もあって手は離れていた。

「はぁあああっ!!」

 そのまま怒涛の連撃を放ち、飛び退く。

「ッッ!」

 間髪入れずにアリシアが割り込み、霊術をぶつける。
 その霊術は“意志”に干渉し、心を挫く。
 神界の神を倒すためにとこよと紫陽が編み出した霊術だ。
 それによって、二人の神を沈める。

「深追いはするなよ。基本はとこよとあたしが相手をする。あんた達は実戦においてはまだ未熟だ。トドメを確実に叩き込むことを意識しな!」

「了解……!」

 霊術組の指揮は紫陽が行っていた。
 霊術は魔法よりも神を倒すのに向いているため、アリシア達は専らトドメ役だ。
 魔法で怯ませ、霊術でトドメを刺す。それを大規模な連携として行っていた。

「……あの中で援護もするのか……」

 紫陽は自身の指示するメンバーの戦いを援護しつつ、横目にそれを映す。
 そこには、何人もの神を同時に相手する優輝の姿があった。

「ふっ!……せぁっ!」

 射撃系の攻撃を躱し、避けきれないものはリヒトで逸らす。
 直接攻撃は導王流によって受け流し、それでも防ぎきれない攻撃は最低限のダメージにまで減らし、そのまま反撃に出る。
 針の穴に糸を通すように、そのまま神の懐まで肉薄。
 顎をかち上げ、即座に脳天から叩き割る。直後、チェーンバインドで捕縛。
 そのまま肉壁のようにその神を扱い、最後は吹き飛ばして他の神に当てた。
 その一連の流れを、まるで当然のように何度も行っていた。

「(本来ならそんな敵を肉壁にする(えげつない)戦法は管理局員としてあまり見過ごせないが……四の五の言っていられないな。最適な戦法でもあるし……)」

 敵を引きつけつつ、攻撃の穴に突貫して一人を怯ませ、そ
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