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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica44雷光の天精〜Der Anfang Fusion Ritter〜
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「ねえねえ、はやて。ザフィーラ借りていい?」

「ザフィーラを?」

「そ。狼形態のザフィーラ。移動手段(あし)が欲しくて・・・。ダメ?」

アリシアは飛行魔法を使えないから、必然的に空戦もダメになるわけで。空戦S+のフェイトの補佐っていうこともあって、空戦できるように練習はしてるはずなんだけど・・・。未だに完成の域には至ってないわ。

「ザフィーラ、ええか?」

「主の命令とあれば」

「おおきになザフィーラ。アリシアちゃん、振り落とされへんようにな」

「うん、ありがとう! ザフィーラもありがとね!」

「構わん。その分働いてもらうぞ」

狼の姿に変身したザフィーラにアリシアが跨った。まぁ酷いアンバランス感。大人の女になってるアリシアとザフィーラのサイズがなんか合ってない。子供の頃なら様になってたでしょうけど。

「何はともあれ、シグナム達と合流や!」

「ええ!」

「ハイヨー、ザフィーラ〜!」

人の姿をした雷を相手に戦ってるシグナムとアインスを見るはやて。アインスの速度でやっと追いつけるレベルって感じで、それだけでも十分脅威だわ。

「敵の呼称は雷騎士や、一応憶えておいてな。で、すずかちゃん達のことは対艦班と呼称。武装のバッテリー交換時にベルリネッタに一時帰艦するから、その際のサポートも仕事や」

「「了解!」」

そうしてあたし達も、そんな雷騎士と戦うべく空を翔けて、戦闘空域に進入するとはやてが「アインス! 広域攻撃仕掛けるよ!」って指示を出した。

『承知しました! エミッションをスタンバイします!』

「そうゆうわけや! みんな、追撃の準備をよろしく!」

「じゃあ私たちは、遠距離で雷騎士の引き離しと足止めに徹しようか! ザフィーラよろしく!」

アリシアは“ブレイブスナイパー”を黒い宝石に戻して、胸元のブローチを開けて収容。そして代わり赤い宝石を取り出して、2挺の短銃型デバイスの「ラッキーシューター!」として起動させた。

「あたしも負けてらんないわね! 行くわよ、フレイムアイズ!」

≪おう!≫

右手に持つガンブレイドの銃口を、シグナムの斬撃を躱した直後の雷騎士へと向ける。にしても、シグナムの猛攻を至近で躱し続けられる雷騎士が凄過ぎるわね。

『シグナム! あたしとアリシアで弾幕を張るわ!』

『一応注意ね!』

『判った。タイミングはお前たちに任せよう』

『間違ってあたし達を撃つなよ〜?』

アギトの本気半分からかい半分の言葉にあたしとアリシアは『要らぬ心配よ!』と返して、位置が激しく入れ替わるシグナムと雷騎士の動きを注視。そして雷騎士が腕を振り払うことで生み出した電撃の鞭を防ぐことなく躱したシグナムが、そのままアイツ
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