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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica44雷光の天精〜Der Anfang Fusion Ritter〜
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誇りを何より大事にしていたあなたなら! 大隊のしてることが間違ってると思ってくれてるはずです!」

攻撃を一旦中断して、「だから投降してください! もう大隊は終わりですから、これ以上抵抗しても無駄です!」偽フィレスさんに語りかける。大隊の拠点に潜入したルシル君の通信によって、局と騎士団に大隊の情報が送られてるはず。そやから大隊はもう終わったようなもんや。

「・・・私がオリジナルのクローンであることも、大隊が悪であることも承知・・・」

――爆ぜる凍煙・穿つ氷刃(エクスプロシオン・デ・スパーダ)――

偽フィレスさんの両手の指の間に氷の剣が8本と生成された。説得は失敗って判断するには十分なリアクションや。ううん、まだや。戦いの中でも説得を続けてみせる。

「リイン!」

『はいです! 迎撃します!』

フィレスさんの魔法は全て見たわけやないけど、あの魔法は見覚えがある。あの剣を至近で迎撃したり防御したりするわけにはいかん。そやから「ザフィーラ、軛を準備!」って指示しておく。

「承知!」

“夜天の書”を開いて、あるページで止める。ルシル君のエネディエルやなのはちゃんのセイクリッド・クラスターのようや炸裂効果のある魔法を準備。偽フィレスさんが氷剣を投擲するべく腕を振りかぶった。私とザフィーラは偽フィレスさんから20mほどの距離を取る。

『氷剣8本すべてをロックオン!』

前面にミッド式魔法陣を1枚と展開して、“シュベルトクロイツ”を向けて魔力スフィアを1基生成。そして偽フィレスさんが氷剣を投擲すると同時。

「『クルージーン!』」

8発の魔力弾を連射。手で投擲された氷剣より私の射撃魔法の方が弾速に分がある。私たちと偽フィレスさんの距離はおよそ20m。10m圏内に進入されるより早く迎撃する。私の放った魔力弾が氷剣と衝突すると同時に炸裂して、氷剣はウニのように四方八方に氷の柱を魔力爆発の中から生やした。近くで氷剣が炸裂してたら、私たちはあの氷塊に飲み込まれて拘束されてた。

「封縛!」

偽フィレスさんが次の魔法を発動する前に、『いきます!』バインド魔法を発動。偽フィレスさんを取り巻くように展開されたバインドが急速に狭まり、彼女を直立不動の体勢で拘束できた。

「ザフィーラ!」

「承知! 鋼の軛!」

さらに偽フィレスさんの周囲に展開された魔法陣4枚から拘束杭が突き出して、偽フィレスさんを「くぅ・・・!」刺し貫いて拘束した。かと思えば、アインスが「主!」って私を呼んだ。

――ブリッツ・シュランゲ――

と同時、偽フィレスさんに殺到するのは電撃の蛇8匹で、器用に私とザフィーラのバインドに噛み付いて、あっという間に砕いた。雷騎士は、アインスとシグナムの猛攻を凌ぎながらも偽フィレ
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