外伝〜アルスター襲撃〜 前篇
[7/9]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
そしてリタはその場から完全に姿を消した後猟兵の背後に現れて自身の得物である聖槍で背後から猟兵の心臓を貫き、心臓を貫かれた猟兵は口から大量の血を吐いた後信じられない表情で呟いた後絶命して地面に倒れた。
「あ、後貴方達は私の事を”子供扱い”しましたけど、私はこう見えても貴方達よりもよっぽど長生きですから、私からすれば貴方達の方が”子供”ですよ?…………と言っても、もう聞こえていないでしょうけど。」
ある事を思い出したリタは猟兵達の遺体にある事を伝えたが、すぐに伝えても無意味である事に気づくと苦笑したその時
「”幽霊”のリタが…………”長生き”…………違う気が…………する…………?」
物陰に隠れて魔術を放った術者であるナベリウスが姿を現してリタに指摘した。
「確かに”幽霊”の私が”長生き”なんて言葉を使うのは、ちょっとおかしいよね。”長生き”じゃなかったら”長死に”なのかな?ま、そんな事を気にするよりも今はここをちゃんと守らないとね。」
「ん…………教会の中にいる人達…………護る…………」
ナベリウスの指摘に苦笑しながら同意した後首を傾げたリタだったがすぐに気を取り直し、リタの言葉にナベリウスは頷いた。
「行けっ!」
「左右から襲い掛かってあの女を殺せ!!」
「「グルルル…………ッ!」」
リタ達が聖堂の裏手を守っている一方、聖堂の正面を攻めている猟兵達は軍用犬達に聖堂を護るある人物へ襲い掛かるように指示をし、軍用犬達は左右に分かれて同時にある人物へと襲い掛かったが
「甘い!!」
「「ギャンッ!?」」
聖堂の正面出入口をたった一人で護る人物―――フェミリンスは神聖魔力を纏わせた神槍による薙ぎ払いで同時に襲い掛かって来た軍用犬達を一撃で一掃し
「く…………っ!」
「敵の武装は槍だ!近づかせるな!」
「無駄ですわ。―――裁きの炎よ、卑しき魂達に裁きを―――贖罪の聖炎!!」
それを見た猟兵達はフェミリンス目掛けて銃撃をしたがフェミリンスは片手で展開した結界で銃撃を防ぎながら、魔術を発動した!
「「ギャアアアアアアアア…………ッ!?」」
フェミリンスが発動した魔術での聖なる炎にその身を焼き尽くされた猟兵達は断末魔を上げた後、焼死体となって地面に倒れた!
「やれやれ…………こっちはフェミリンス達が護っているのじゃから、わざわざ妾が聖堂を結界で護る必要はないと思うんじゃがの。」
聖堂の中からもう一つの避難場所である七耀教会の聖堂を包み込むようにドーム型の結界を展開して聖堂自体を護っているレシェンテはフェミリンスの活躍を見て自分は暴れる事ができない事に不満げな表情を浮かべた。
「あの…………貴女達は一体…………?」
そこにアルスターの聖堂を任されている神父が避難してきたアルスターの人達の誰もが気になっている事をレ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ