外伝〜アルスター襲撃〜 前篇
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――ッ!!」
「な――――――――」
「た、竜巻だと…………っ!?」
「うあああああああ…………っ!?」
するとそこに夜闇の空に隠れて魔術の詠唱をしていたパズモとセリカの使い魔の一人である風の中位精霊――――”ジルニー種”であるミルモが発動した魔術によって発生した竜巻が猟兵達に襲い掛かって猟兵達を空へと舞い上げ
「これで終わりだ―――ッ!メティの裁きを受けるがいい―――ッ!」
「ガフッ!?」
「ギャアアアアアアッ!?」
「ガアッ!?」
猟兵達が空へと舞い上がるとパズモ達の傍に待機していたメティサーナが猟兵達目掛けて飛行による突撃で自身の得物である大鎌を振るって猟兵達を切り裂いて止めを刺した!
「フフ、上手くいったわね。この調子で次も頼むわよ、二人とも。」
「はーい!」
「メティに任せるがいい!」
猟兵達の絶命を確認した後パズモは自分と共にシュリ達を護る役目についている二人に声をかけ、声をかけられた二人はそれぞれ力強い答えを返した。
「おい、教会にはまだ火がついていないぞ。」
「ったく、手筈通りだとこの辺りに火をつけるのはあいつらなのに、何やってんだ?」
多くの建物が燃えている中アルスターの七耀教会の聖堂が燃えていない事に気づいた猟兵達は聖堂を燃やす為に聖堂の裏手に近づくと、猟兵達は信じられないものを見つけた。
「なっ!?こいつらは聖堂を含めたこの周辺を担当している…………!」
「全員死んでいる…………一体誰の仕業だ!?」
聖堂の裏手近辺に倒れている自分達の仲間達の遺体を見つけると驚いた。
「ふふ…………それは私達ですよ。」
するとその時突如猟兵達の背後にリタが現れた!
「なっ!?い、いつの間に背後に…………!?」
「と、とにかく撃『メルカーナの轟炎』ぐぎゃあああああああっ!?」
仲間と共にリタの登場に驚いて振り向いた猟兵の一人はリタに銃口を向けたが、突如上位魔術による超高熱の炎に包まれて断末魔を上げ、焼死体となった猟兵の死体は地面に倒れた!
「なあっ!?お、おのれ…………!このクソガキ、今のは貴様の仕業か―――ッ!」
仲間の惨状に驚いた猟兵はリタに憎悪を向けて銃を連射したが、霊体であるリタには銃弾は一切通らなかった。
「じゅ、銃が効かない…………!?何なんだよ、貴様は!?」
幾ら撃っても全く傷つかないリタに不気味さを感じた猟兵は銃を撃ちながらリタに問いかけ
「クスクス、私は”幽霊”ですから、そんなものは効きませんよ?」
「ゆ、幽霊だとぉっ!?まさか他の連中が既に殺したガキが化けて出たってのか…………!?」
リタの答えを聞くと恐怖の表情を浮かべた。
「不正解です。そもそも”私はこの世界で死んでいませんよ?”」
「ぁ―――ガフッ!?ち、畜生…………何でこんな事に…………」
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