第22話
[7/7]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
「………………………………」
(殿下…………)
「……………………では何故、アリシア女王陛下の要請に応じて我々がこの場に来ることを承諾されたのでしょうか?」
パントの指摘に何も反論できず辛そうな表情で黙り込んでいるクローディア王太女をユリア准佐が心配そうな表情で見つめている中、オリヴァルト皇子は重々しい様子を纏ってパント達に問いかけた。
「理由は二つあります。一つは我が国の盟友たるリベール王国の要請だった為、盟友たるリベールの顔を潰さない為にも”会談を行ったという事実”が必要であった為、応じたのです。そしてもう一つの理由は…………」
「―――私がパント様に頼んだのですわ。―――”かつての教え子がエレボニアのトールズ士官学院に留学した時にできたエレボニアの仲間達”がどのような方達なのか興味がありましたので。」
「な――――――――」
「か、”かつての教え子がエレボニアのトールズ士官学院に留学した時にできたエレボニアの仲間達”って事は、もしかしてセシリア将軍は…………!」
パントの後に理由を説明したセシリアの答えにアリサ達がそれぞれ血相を変えている中ある事に気づいたサラは絶句し、トワは信じられない表情でセシリアを見つめた。
「フフ…………―――改めて名乗らせて頂きます。私の名はセシリア・シルン。”訓練兵時代のリィン・シュバルツァーの担当教官”にしてメンフィル・クロスベル連合による”エレボニア帝国征伐”のシルヴァン陛下の名代兼メンフィル帝国軍側の”総参謀”としてメンフィル帝国軍に派遣される者ですわ。」
そしてセシリアはアリサ達にとって驚愕の事実となる自己紹介をした―――
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ