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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
第22話
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なく必ず生き残る”と確信されているのでしょうか?」
アルゼイド子爵の質問に答えたパントの答えが気になったオリヴァルト皇子はパントに訊ねた。

「他国に我が軍の戦力を教える事はあまり好ましくない為、詳細は省かせて頂きますが…………リィン少佐が契約している”使い魔”の中に”魔神”が存在しているのです。―――それも、エヴリーヌ殿どころかかの”匠王”―――ウィルフレド卿に協力している”魔神アスモデウス”殿クラスの魔神と。」
「な――――――――」
「ええっ!?リ、リィンさんにもエステルさんのように使い魔がいる事には驚きましたが、まさかその使い魔の中に”魔神”がいるなんて…………!?」
「それもエヴリーヌ君どころか、あのアスモデウス殿クラスの”魔神”とは…………」
パントの説明を聞いたオリヴァルト皇子は驚きのあまり絶句し、クローディア王太女とユリア准佐はそれぞれ信じられない表情を浮かべた。

(ま、”魔神”って確かオリヴァルト殿下の説明にあった…………)
(”闇夜の眷属”の中でも”最強”を誇る種族か…………)
(しかも話の感じからしてあの”魔弓将”よりも上のランクの”魔神”みたいだけど…………一体どういう事なのかな?リィンの使い魔ってメサイアしかいなかったのに。)
(状況を考えれば恐らくメンフィル帝国の本国に帰還してからメサイアのようにその”魔神”とやらと出会って契約するような出来事があったんだと思うんだけど…………)
マキアスは不安そうな表情を浮かべ、ガイウスは重々しい様子を纏って呟き、フィーの疑問にサラは真剣な表情で考え込みながら答えた。
(というか”アスモデウス”ってまさかとは思うけどソロモン72柱の一柱にして”七大罪”の一柱の”色欲のアスモデウス”の事かしら?だとしたら、リィンはとんでもない存在を使い魔にしている事になるわよ…………多分、あの”エンド・オブ・ヴァーミリオン”すらも”格下”扱いできるような”魔王”なんじゃないかしら?)
(それにパント大使閣下の口ぶりだと、その”魔王”以外にもリィンさんが新たに使い魔にした人達もいるような口ぶりだったわよね…………?)
セリーヌはリィンの状況を推測して目を細め、エマは不安そうな表情を浮かべた。

「”魔神”が持つ絶大な”力”については実際にその”力”を目にした事がある両殿下でしたらよくおわかりでしょうから、”魔神”を使い魔にしているリィン少佐の部隊の生存率は極めて高くなっている事にお気づきかと思われるのですが?」
「……………………」
「まさかリィン君が私達の知らない内に”魔神”を使い魔にしていたなんてね…………ハハ、”魔神”が味方にいれば例え相手が戦車(アハツェン)の軍団や機甲兵の軍団だろうと一瞬で灰塵にする事もできるだろうから、魔神もそうだが異世界の”戦略級”の魔術
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