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ある晴れた日に
459部分:これが無の世界その八
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飲んだら何でも忘れられるな」
「生きていたらな」
 言葉は突き放したものだった。
「生きていたらの話だぞ」
「そこまで凄いのか、このウォッカは」
「だから九十六だぞ。そのまま飲んで喉が焼けた奴もいるんだぞ」
 佐々は本気で言っていた。正道を怪訝な目で見ながら。

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