暁 〜小説投稿サイト〜
賢者の師範
第1巻
新たな外史×領地内での出来事
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生命活動にさえ影響されている世界は、全ての動物が魔力の恩恵を受けているらしい。魔力制御に失敗すると魔物化して凶暴になると言われていて、実際俺らは何度も狩ってきた。

ただの魔物かドウターの区別は俺らしか分からないぐらいの認識阻害されてるとか、だからマーリンも魔物かドウターかの区別が出来ていない。

「おいおい、俺らや元部下でさえも区別できるのにお前は区別できないのかよ」

「ほっほ、ワシやメリダが如何に元部下であったとしても無理じゃ」

「確か人間は自分の意思で魔力制御する術を持ってるらしいな」

「滅多にならん事が過去に起こり、自我を持たず暴れまくったのを鎮めたのが表では爺さんとなってるが」

魔物化した人間は『魔人』と呼ばれる代物、それを倒したのが表では爺さんとされていて裏では俺が刈り取った。過去の武勇伝ではないが、毎年のように語られていて王都でも表の部分しか語られてない。

「さてお喋りはここまでにしようか、そろそろトレミーからの索敵が終わる頃だ『こちらトレミー』来たな」

『今回のターゲットは熊ですが、一体は魔物化しておりもう一体はドウター化してます』

「レーダー使わなくとも索敵魔法で何とかするが、ドウターだけ索敵魔法に引っ掛からないのが癪だ」

「禍々しい魔力じゃが、一真様なら一撃で済むじゃろうにて」

俺らは一瞬で巨大な熊を認知しながらも、魔物化した熊はこちらを向くまでもなく猪を喰ってたがドウター化した熊は俺らを見ると戦闘態勢に入ってた。禍々しい魔力と未知数の魔力で、マーリンにとっては久し振りに感じたのだろう。

だが俺が剣を抜いたと同時に鞘に納めると二体の熊は同時に倒れており、魔物化した熊は首チョンパで絶命したがドウター化した熊は首チョンパ後に消え去って行く。いくら身体強化を使ってたとしてもだ、俺の剣を喰らって生きてる者は今のとこいない。

「ほっほ。久しぶりに見ましたが、相変わらず早いのぅ」

「そりゃそうだろう。朝の鍛錬から始まる我が神国の強さを知ってる癖に」

「魔物化した熊とドウター化した熊の浄化をしましょうか、沙紀はここら周辺にいるか確認を」

「了解、すぐ確認してくるわ」

ISを展開後、この辺り周辺を見て回ったら動物の残骸があったから纏めて浄化をした。で、夜中にメリダとミッシェルが来たから事後報告として報告した。

「まさかレッドグリズリーの魔物化とドウター化してたとはね」

「魔力感知でもドウター化した魔物を認識できないからな」

「それはそうと破壊神や業火の魔術師と呼ばれてたとは、それが今だと賢者や英雄と呼ばれていて自分らにとっては黒歴史だと認識しているようで」

「本当は一真様お一人でやった事をマーリンとあたしらがやった事になってるからね」
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