幕2 一輪の花
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去形で言った時、ちょっと切なそうでしたもの。
そのくらいは流石に分かりますよー。バカにしない事ですね!
「彼女はとても優秀で直に仕事内容を覚えてしまいました。勿論、彼女には護身術などは教えていますが、本格的な戦闘をさせるつもりはありません。あくまでも、彼女は私の”女官で秘書”ですから」
流石、沙織。略してさすさお。え?略しきれてない?細けー事は良いんですよ!
どんな人にも必ず小宇宙はありますが、扱えるか扱えないかでは違いますからね。エスメラルダにそこまで求めてはいないでしょう。
そういえば女官、というか侍女といえば私がトリップした頃に連載中だった『セインティア翔』なのですが、学校は本当にあるみたいですね。
まぁ、私が城戸邸に居る時も幼稚園や学校に行ってましたし、その時にはお友達は……うん。察しってヤツですね。
えーっと、確か聖闘少女には会った事がないのですが、どうしてるんでしょうね?
私も詳しくは知らないですけど、一応居るみたいです。
けれど、邪神エリスはいませんので『セインティア翔』の物語とは違った現実の様ですね。
ん?何故エリスが居ないかが分かるかって?話でしか知りませんけど子馬座の聖衣を持っているのが『セインティア翔』の主人公、翔子ちゃんのお姉さんの響子ちゃんらしいんですよ。
今頃ならエリスに依り代として乗っ取られてる頃ですよね?
なので、私のいるこの世界にはエリスは登場しないという事です。
……多分。
「っていうか、皆さん、一輝から聞いてないんですか?エスメラルダの事」
「う、うん。再会してからも、あまり話もしてなかったですし……あ!でも、真名さんには会いたがってました。なんか、一言お礼を言いたいみたいな事を言ってましたよ?」
あー、それはまさしくエスメラルダの事ですね。それしか心当たりありませんし。
ちょっと前位にエスメラルダ本人からお礼を言ってもらってますから、気にしなくてもいいですのにー。
おや、エスメラルダが瞬のそばに行きますね。
「貴方が瞬さん、ですね?」
「あ……はい」
「ふふっ、一輝から貴方の話を聞いていたので、他人の気がしませんね」
「え、僕の話ですか?」
「ええ、私に顔つきがそっくりな、泣き虫だけれど、とても心優しい自慢の弟が居るって」
「に、兄さん……」
おお、瞬が照れてる照れてる。
エスメラルダもニコニコと笑ってますし、星矢達三人は……、星矢と氷河はニヤニヤしてますし、紫龍と沙織が穏やかに微笑んでますね。
眩しい……癒しのオーラ纏ってるよ此処の子達。
やだ……私ったら、汚れすぎ……?
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