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女神と星座の導きによりて
幕2 一輪の花
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どうぞ、入ってください。”エスメラルダ”」

 「は、はい」

 そう彼女の名前を呼ぶと部屋に入ってきました。
 その彼女の顔を見て驚く四人。

 「は!?」

 「え?」

 「……瞬?」

 「沙織さん、この人は……?」

 四人が戸惑うのは仕方ありません。その入って来た少女の顔つきが瞬そっくりだったからです。
 四人の反応を見て戸惑っていましたが、瞬を見た瞬間、にっこりと微笑んでみせました。一輝から聞いてますもんね。瞬の事。

 「こちらはエスメラルダ。昨日から私付きの女官兼秘書をしてもらうことになりました。それに、この方は一輝の紹介なのですよ?」

 「「「「兄さんの/一輝の!?」」」」

 ここで紹介しているので皆さんお分かりでしょうか?
 そうです。こうして登場したエスメラルダは本来は一輝の修行をしている最中に、一輝の師である……えーっと確かアニメではギルティーって名前でしたっけ?その人の拳の余波で死ぬハズだったんですけど、これが生きてるんですよー。
 そこで皆さんご存知のチート技こと、一輝がデスクィーン島に修行しに行く前に渡したお守りです。
 中身は勿論キュアローズです。花びらではない一輪の花状態。しかも、ちゃんと特別製で私は寝不足と膀胱炎と戦いましたよ。
 ええ、恥てるばやい(誤字にあらず)ではないので白状しました。
 どうやら一輝はエスメラルダを助ける選択をしたみたいですね。
 まぁ、愛しの女性が助かる可能性があるんですからね。当たり前ですね。
 でも一輝ってば沙織から聞いたんですけど、その一軒から極力エスメラルダに近寄ろうとはしないらしいんです。
 でも、他の城戸邸の使用人の人から聞いたんですが、たまに陰から女官と秘書の勉強等を頑張ってるエスメラルダを見守ってる一輝を見かけるとか。
 ……こんな事言いたくないんですけど、一輝よ。
 一歩間違えれば、そういう人の事を”ストーカー”っていうんですよ。
 多分、話しかけたくても出来ないんでしょうね。きっとエスメラルダが死にかけたのは、自分のせいって思ってるかもしれませんし。
 まぁ、一輝が居ないデスクィーン島に残して行くのが心配で、一縷の望みで沙織を頼ったのは英断かと。
 よくやりました、一輝。
 
 「私はデスクィーン島近くの島出身ですが色々あって一輝と出会い、親しくして頂いてました。その縁でアテナ……沙織様に仕える事になりました。よろしくお願いします」

 おや?親しくして頂いて”ました”?過去形ですか。そうですか……。
 一輝め、ちゃんと会ってませんね?今度会ったら言ってやんよ。
 いくら大切な彼女の為に会わない方が良いと思っているでしょうけど、彼女の方は会いたそうですよ?
 ん?何故そう思うのか?さっき過
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