第四幕その十
[8]前話 [2]次話
「占いは世界中であるしね、そもそも非科学的で何でも片付けることはね」
「先生いつも言ってるよね」
「それこそが非科学的だって」
「今の時点の科学では何も語れない」
「科学はまだまだ完璧じゃないって」
「人間のやることなすことで完璧なものはないよ」
先生はこの摂理を指摘しました。
「科学も然りだね」
「そうだよね」
「科学は万能じゃないね」
「そうだよね」
「それで科学から何でも決め付けるのはね」
「かえって非科学的だよね」
皆も頷きます、そして先生も言いました。
「空想科学何とかになると」
「あの本こそだね」
「もう非科学的の極みだよね」
「今の時点の科学でアニメや特撮を一方的に書いて」
「しかも設定とか書き換えたり間違えていたり」
「非科学的の最たるものだね」
「科学とか言っていてもね」
それでもと言う先生でした。
「あれだけ火が格的な本のシリーズはそうないよ」
「だよね」
「それで占いを無闇に否定することも」
「他のことも非科学的だとか一方的に言って否定することもね」
「それこそが非科学的で」
「そこからは何の進歩も生まれない」
「停滞を招くよ」
まさにというのです。
「キリスト教を絶対としていた時代と同じだよ」
「あの頃の欧州とだね」
「確かにあの頃は進歩しなかったし」
「だったらね」
「非科学的だとか言って決め付けて回ると」
「かえって科学の停滞につながるんだね」
「そうだよ、僕達の今の科学はまだまだで」
そしてというのです。
「進歩もね」
「最中にあるってことだね」
「まだまだこれから」
「高度に思われていて実は違う」
「どんどん進歩してわかっていくことね」
「そうなんだよ」
その通りだというのです。
「だからね」
「科学を万能と思わず」
「無闇に否定しない」
「それは占いもそうで」
「あらゆる学問がそうなのね」
「そういうことだよ、学問は否定しないことだよ」
このことが大事だというのです。
「何につけても」
「先生はそう考えてるよね」
「そpのうえで学問をしていてね」
「今もだよね」
「泉鏡花さんの論文を書いているね」
「そうだよ、あの人にしても」
泉鏡花もというのです。
「確かに極端な潔癖症でね」
「生ものは否定していたね」
「お水やお酒も沸騰させないとで」
「それで犬にも近寄らなかったけれど」
「そうしたことは別でね」
「妖怪はよく非科学的と言われるけれど」
それでもというのです。
「その妖怪もね」
「否定しないでね」
「それでだよね」
「しっかりと書いてね」
「名作を残しているね」
「それも数多く」
「そう、だからね」
泉鏡花もそうだったからだというのです。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ