第四章
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「相当な額になるぜ」
「金は保安官の給料があるし賞金稼ぎも倒してるしな」
「だからか」
「結構持っててな」
「そやからか」
「金はな」
こちらのことはというのだ。
「困ってないしな、それに俺は元々金にはな」
「こだわってへんのか」
「冒険者は明日もわからないだろ」
危険と隣り合わせの家業だ、それこそ朝ギルドで笑っていた者が冒険に出た瞬間にモンスターの胃の中ということもある。若し復活させられないとやがて寿命が来て魂も消えて完全に終わりとなってしまう。
「だからな」
「それでかいな」
「金はな」
それはというのだ。
「俺は特に気にしないんだよ、貯金はしててもな」
「ガメつくはないか」
「そうさ、だからモンスターを倒した分はな」
それだけはというのだ。
「全部あんた達の取り分だよ」
「そうしてくれるか」
「村に帰るまでな、じゃあなその村にな」
「これからやな」
「帰ろうな」
こうした話をしてだった、実際にだった。
一行は今度は帰路についた、しかし村まであと少しで来たところでだった。保安官は自分達の前に出て来た山賊の一団を見て言った。
「こいつ等か」
「知ってるんか」
「最近この辺りを荒らしてるな」
「そうか、ほなな」
オコナーは保安官の話を聞いてだった。
右手の親指と人差し指をパチンと鳴らした、するとだった。
山賊達を囲んで数体のキマイラが出て来た、その彼等がすぐに山賊達に襲い掛かってそうしてだった。
彼等を一掃した、オコナーは山賊達の掃討を終えてから保安官に話した。
「これでええか」
「本当に強いな、あんた」
「ここでもそう言ってくれるか」
「事実だからな、しかしな」
「しかし?」
「この連中の報酬もな」
見れば山賊達は金に姿を変えている、それを見つつの言葉だ。
「あんた達にな」
「本当に気前がいいな」
「幸せになる俺の奢りだと思ってくれ」
「そうか、ほなな」
「受け取ってくれるな」
「そうさせてくれるな」
二人で話してだ、そしてだった。
オコナーはギンズバーグと共に金塊を手に入れてそうして保安官と村に入った、保安官はその足であるエルフの一家の家に行き。
そこで彼が惚れ込むだけはあるエルフ族の中でも滅多にないまでの美女と玄関で話をした、そこでだった。
保安官は顔を真っ赤にさせてしどろもどろな態度になった、花を手にしているがそれを中々出せないでいた。
それでだ、オニールは彼の後ろにそっと近付いて。
その背中を押した、すると保安官は美女の前に出て。
手にしている花を彼女に差し出した形になった、すると美女はその花をそっと白く優しい手で受け取って微笑んだ。
「有り難う」
「あ、ああ」
後は流れのままだった、二人はその一
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