第四章
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「倒すで」
「そうしますか」
「ああ、やったるわ」
ギンズバーグは不敵な笑みでドルイドに告げた、そしてだった。
多くの敵を倒しながら鉱山の中を進みその最深部今掘っていたところの一番奥に行くとだった。そこに。
巨大な裸の女がいた、全長七メートルもある。一見すると巨人の女に見えるが。
頭から二本のオオツノヒツジのそれを思わせる禍々しい角が生えており耳は尖り目は赤く光っている。そして。
その横に女が入る大きさの青黒いプレートメイルがある、その両方からだった。
無数の闇の瘴気を弾として放って攻撃してきた、問答無用だった。
ギンズバーグはオコナーそしてドルイドと共に戦闘に入った、ドルイドは本能的に女の身体を攻撃したが。
素早く動くそれに当てることは容易ではなかった、それも攻撃を当ててもだった。
「?どうもダメージを」
「ああ、与えてないな」
ギンズバーグはすぐに応えた。
「これは」
「はい、やはり倒すことは」
「いや、ちゃうな」
「違うとは」
「言うたやろ、絶対に倒せん存在はな」
「ない、ですね」
「そして絶対にからくりがあるとな」
ここでもこのことを言うのだった。
「そやからな」
「この悪魔も」
「同じや、それでそのからくりは」
ギンズバーグは鎧の方に銃で攻撃を浴びせた、そちらは動きが鈍くしかも確かなダメージの反応があった。
それでだ、ドルイドに笑って話した。
「こういうことや」
「まさか鎧の方が」
「そや、本体や」
そうだったというのだ。
「身体は実はな」
「分身であって」
「本体はそっちやってんや、そやからな」
「封印をした先人の方々も」
「倒すことは出来んかったんや」
「そうでしたか」
「どうしても先入観でな」
それでとだ、ギンズバーグは鎧を攻撃しつつドルイドに話した。オコナーも鎧の方を攻撃している。
「身体が本体やと思うな」
「それは」
「そやろ、まさにそれがな」
「からくりでしたか」
「悪魔のな、ほなな」
「ここは鎧をですか」
「攻撃していくんや」
こう言って巨大な青黒いプレートメイルを攻撃し。
遂に悪魔を倒した、すると鉱山の中のモンスター達も消えて平和が戻った。程なくして採掘が再開されることになった。
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