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Blazerk Monster
鉄壁の特攻隊長
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る!!」
「……それでいいわ。巡、奏海、明季葉。手は出さないで。これは私の問題だから……あなたたちは付き合わせられない」

 ルガルガンとヘルガーがにらみ合う。異様な剣幕、事情の分からない話を前に戸惑っていた巡が抗議する。

「涼姉が何か言いたくないことはあるのはわかるけど……でも、流石にこんな勝負見過ごせっこない!」
「巡、言うことを聞きなさい」
「いやだ!一緒に戦う!!」

 頑なな巡。冷静に説得する心の余裕がなく、ヒトモシに目くばせして心を燃やす炎で無理にでも大人しくさせようと思った時――静電気の鋭い音と共に、巡の体が項垂れた。奏海が慌てる。明季葉が電気針を巡に差し、スタンガンのように電撃を浴びせたのだ。

「あ、明季葉さん……!?」
「明季葉は、涼香の事信じる。だから……勝って、その後ちゃんと説明してほしい。お願い……」
「……わかったわ」

 細かいことを考える余裕はない。とにかくこの勝負を勝たなければ、真実を掴むことが出来なくなる。奏海と明季葉が巡を引きずって下がる。

「俺は別に四人まとめてでもよかったが……まあいい、決着をつけてやる」
「言い訳はしない……ただ、今はまだ燃え尽きるわけにはいかないのよ!『火炎放射』!!」

 ヘルガーの炎とルガルガンの拳がぶつかり合う。避けられない戦いが、始まる。

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