7 四人の少年少女グループ
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ちょっと一休みしたら?」
「あ、うん」
かよ子は台所に降りてきては母が用意してくれた用意してくれたプリンを食べる。
「お母さん」
「え?」
「また、誰かが攻めてくるって事あるかな?」
「そうね・・・。でも大丈夫よ。その杖があれば十分に太刀打ちできるわ」
「うん・・・」
かよ子はプリンを食べた後、外の空気を吸おうと思い、家を出た。あの兄妹との対決は夢じゃないと改めて思うと自分に勝負を仕掛けて来る者が他にも現れるかもしれないと思った。もしそうなら、自分の家族や学校の友達、さらには周囲の知り合いにも危害が及ぶ可能性がある。実際、あの戦いでは杉山に大野、自分の両親も共闘してくれていたが、迷惑かけたと思われてもおかしくはないのだ。
かよ子は外で一人の女子が落ち込みながら立っている姿が見えた。大野に恋する女子・冬田美鈴だった。
「あれ、冬田さん、どうしたの?」
「あ、山田さあん、実は大野君が最近秘密にしてる事があるらしいの。いつもどこかに行ってるんだけど、教えてくれなくて、さっき跡をつけてたらばれちゃって怒られちゃったの。もしかして大野君、他の女の子と遊んでいるのかしら・・・!?う、うわあああ〜ん!!」
冬田は説明を終えると共に大泣きしてしまった。
「ふ、冬田さん、泣かないでよ・・・。もしかしたら大野君は杉山君と遊んでいるだけかもしれないよ・・・」
「そうかしらあ・・・」
かよ子は冬田を落ち着かせようとした。その時、己の発言が気掛かりになった。
(でももし大野君が杉山君と何か秘密があるとしたら、何なんだろう?でも私が知ろうとしたら杉山君に嫌われるかもしれない・・・)
「また今度調べに行こうよ!」
「うん、そうね」
とある高台。杉山は「まる子」ことさくらももこに「ブー太郎」こと富田太郎と共にある工作をしていた。杉山は金槌で木に釘を打っていた。
「よおし、できたぜ」
「あとは大野君を待とうブー!」
「んじゃ、休憩しようかあ〜」
三人は一休みした。そして少しして大野が来た。
「大野君、お帰りブー!」
「おお、遅くなってわりいな。いい木がなくてあちこち回ってたよ」
「ああ、気にすんなって。大野は疲れただろうから少し休めよ」
「いいのか?」
「俺達はさっき休んだからな。よし、ブー太郎、さくら、俺達は続きを作るぞ!」
「了解だブー!」
「賛成〜」
大野は休憩し、杉山、ブー太郎、まる子は作業を再開した。
学校の休み時間。杉山と大野、ブー太郎、そしてまる子が教室から出て行くところをかよ子は発見した。
(やっぱり杉山君も大野君と何かあるんだ・・・。でもなんでまるちゃんとブー太郎もいるんだろう・・・?)
「山田さあん、やっぱり大野君達、何かあるわよねえ?」
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