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魔法が使える世界の刑務所で脱獄とか、防げる訳ないじゃん。
第72話 過去語 五
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しく勉強してるんですね」
君月「そんなことしてたんだな……と言うか俺がマギアなのバレたぁぁああ……演技、完璧だったのにぃぃ」
琴葉「真希さんはマギアは“違法組織じゃない”と言っていましたよね? なら、別に潜入しても問題無いのでは? “本当に違法組織では無いのなら”」
真希さん達三人は、同時に目を見開き、そして溜息を吐いた。なんでシンクロして……
「……一回でそんだけ分かるっつーのは、流石としか言いようがねぇ」
「ですが、貴方は“知り過ぎた”」
「……幾らウチのお客さんだっつっても、容赦出来ねえ」
「やっぱり、マギアもまだ魔法犯罪を続けていましたか。世の中は、魔法と言う強大な力が生まれてから、それを争う事にしか使おうとしない、愚か者共の塊でしか無いですね。いいでしょう、三人まとめて相手します。おいで、絶刃」
マギアの情報はまた後で、此奴等三人を拷問して手に入れればいい。
今は取り敢えず、目の前のバケモノ達を無力化させなければ。
「本気でかかってこないと、後で後悔する羽目になりますよ」
「……その挑発、乗ってやらぁ??」
「図に乗るなよ、クソガキ」
「ごめんな、マフィアさん」
そして、三人も椅子から立ち上がって、戦闘態勢に???
「「「 んぐっっ??????」」」
なったところで、この前仕入れた“世界一強い酒”と言う名で売られていた酒を、三人の口に突っ込む。勿論、原液のまま。
三人はそのまま昏倒。流石に、酒には勝てない様だ。
あ、でも死んだかも。
「……まぁ、死んでたら死んでたでいいやっ!」
そして、私は萬屋を後にした???
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