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吸血鬼になったエミヤ
034話 日常編 自問自答とカウンセリング
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っていただき、感謝します。それで、その……」
「ん? なに?」
「改めて言わせてもらえないでしょうか? シホさんの言う現実も含めて私は受け入れて魔法に関わってもよろしいでしょうか……?」

そのどこか後ろめたいような、遠慮がちにそう言う夕映。
それに対してシホはというと、一回ため息を吐きながらも、

「その道を夕映が選ぶんだったら私はもう止めないわ。でも、やっぱりのどかと親友なだけはあるわね。のどかも夕映と同じような事を言っていたわよ?
まぁ、のどかに関してはネギ先生に対する思いの方が強いんでしょうけどもね」

そうクスクスと微笑ましいのか笑みを浮かべるシホ。
そんなシホの笑みを見て四人は、なにかが溶けるような気持ちになってこう感じた。

『やはりシホ(さん)は自分達より貫禄ある大人なんだな』と……。












その後に、夕食もともに食べて見送りしようと思った時であった。

「でも、やっぱりまだネギ先生だけは訪問してこないのよね……色々と溜まっているだろうし、カウンセリングはしておきたいんだけど……」
「それじゃあたし達でネギに言っておこうか? あたし達もシホと同じ感想だし」
「お願いできる? ネギ先生はただでさえ溜め込みがちだし、私としても心配なのよね」
「子供は素直に白状しておくものです。シホ様が寛大な精神で説き伏せてやるものですよ?」

それから少しして解散したのであった。
ちなみに夕映は色々とシホの本音の言葉を聞けて幾分気持ちが和らいだために、部屋に戻ったらのどかと正面切って話し合いをしたそうな。



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