034話 日常編 自問自答とカウンセリング
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か)」
そんな事を思いつつ足取りは気づけばネギ先生達の部屋へと向かっていた。
扉をノックすると中からいつも通りに『はいな』とこのかの声が聞こえてきて、
「あれ? 夕映、どうしたん?」
「このかさん、その……今平気ですか?」
「なにやら重大そうやね。いいえ。今はせっちゃんも来とるから相談事なら任せとき!」
そう言って胸を叩くこのかの姿に夕映は少しだけ気持ちが和らいだ。
それで部屋の中に入らせてもらうと、刹那を含めてアスナもいた。
ちなみにまだネギはエヴァとの修行のために帰ってきていない。
ネギの姿が今ないのは逆にありがたいと思う夕映であった。
こんな惨めな事を相談できないだろうから、女子会でもいいだろうと、それにちょうどこの間の事件の関係者だけであるから余計に好都合である。
「夕映ちゃん、どうしたの?……やっぱりまだこの間の事が頭から抜けない……?」
「アスナさん……」
珍しくアスナに気持ちを言い当てられて夕映は顔を俯かせる。
「私は……愚かだったんでしょうね」
「ユエー?」
「綾瀬さん?」
その言葉にこのかと刹那が首を傾げる。
だけども夕映は言葉を続ける。
「ネギ先生を通して魔法の事を知って気持ちが舞い上がっていたのは認めるです。
でも、ただただファンタジーなんだろうという気持ちもあったわけで、シホさんの事を通して現実の世界と何ら変わらない非常識ながらもれっきとした日常というものがあり、そしてシホさんはそんな非日常の犠牲者の一人なんだと…………。
考えだしたらそれが何度も頭をリフレインしてしまい、あの悪魔が語った以外にも凄惨な事をシホさんは20年という言葉では表現できないあれこれを受けていたんだと考えると……自分が如何に無知で愚かだったのかと思い知らされてしまうです……」
自身の気持ちを隠さずに三人に話すと、アスナ達もどこか他人事ではないような顔をしていて、アスナは「あはは……」と苦笑いを零しながらも、
「やっぱユエちゃんもそうだよね……。あたしもまだ気持ちの整理が出来てなくてシホとの距離感を測りかねてんだ」
「ウチもや。いつも優しいシホがそんな事を受けていただなんて……事前に知っていたとはいえ、ウチも無知やったと思い知ったんよ」
「私は一度、シホさんが暴走する姿を目撃することがありましたが……あれは当然だったんでしょうね」
「「「え……?」」」
「あっ……」
刹那はつい言葉が滑ってしまったという顔をしてしまい、即座に「忘れてください!」と言ったのだが、アスナ達は刹那に詰め寄って、
「刹那さん、そこんところ詳しく教えて?」
「せっちゃん、隠し事は嫌やよ?」
「さすがに聞き逃せません。教えてくださいです」
それで刹那は淡々しながらも、ゆっくりと春
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