第三章
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「トラップもあるし」
「簡単には前に進めないっすね」
「ええ、けれどね」
「それでも進むのが私達っすよ」
こう言ってそしてだった。
二人はトラップの銃を術で破壊しロボット達も倒した、ロボット達は金属の身体で極めて堅かった。だが。
その堅固な金属の身体も二人特に格闘戦を得意とするセリューの敵ではなかった、それでだった。
二人は順調にロボット達を倒しトラップを潰していった、落とし穴や地雷の様なものもあったがそういったものもだった。
全て破壊しそうして少しずつ全てを調べていった、すると次第にだった。
宇宙船の中のマップもわかった、だがそれでも宇宙船がどういった船であり何故漂着しているのか不明だった、少なくとも闘士であるセリューにもエクソシストであるルイーザにもわかるものではなかった。
それでだ、セリューは数多くのこの世界のものではない存在との戦いを繰り返しつつルイーザに話した。
「この船が何かはっす」
「わからないわね」
「私達ではっす」
「ここはドクター=ダンディズムか」
「リーさんっすね」
神星の一人である彼の名前も出した。
「そうしたかなり知性の高い人達にっす」
「調べてもらうことね」
「それが一番っすね」
「そうなるわね、ではね」
「まずはこの船の中を隅から隅っす」
「調べましょう」
「そうするっす」
こう言ってだった、セリューはルイーザそしてケルベロスと共にだった。
宇宙船の中を進んでいった、ロボットもトラップも多かったが。
二人は順調に進んでいった、エンジンルームにも来たが。
セリューはその部屋の中でルイーザにこう言った。
「ここはっす」
「下手に触るべきではないね」
「私達は素人っす」
「こうしたものについては」
「だからっすよ」
二人共知力は決して低くない、特にルイーザはネクロマンサーでありかなりの知力がある。だが科学の知識は備えておらずあらゆる知識が授かる神具も持っていない。あくまでネクロマンサーでしかなく術に詳しいだけだ。政も科学は専門には出来ない。
それでだ、セリューはこうルイーザに言うのだ。
「この部屋はっす」
「下手に触らずに」
「そしてっすよ」
「他の人に任せるべきね」
「そうあるべきっす、ではっす」
「中の探索をね」
「さらに続けるっす」
こう話してだった、二人は中の探索を続け。
操縦室と思われる部屋に来た、そこにはモニターや操縦席と思われるものがありこれまで以上に機械が多かった。
セリューはその部屋に入るとすぐに言った。
「誰かいるっすね」
「そうですね」
ケルベロスも主に応えて述べた。
「この部屋には」
「二人っすね」
「ええ、出て来なさい」
ルイーザもその気配を察して言う。
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