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幼馴染が寝取られた?よろしい、ならば報復だ。
幼馴染が寝取られたので報復しました。
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なら、情けをかけてあげてもいいわ。」
しかし、アルファは気づかなかったが、サテラの目は半分死んでいた。
「そんなのいらねえよ!!」
アルファは思うがままに勇者におそいかかった。だが、勇者はいともたやすくよけ、アルファは吹き飛ばされた。
「あーあ。やっちゃったよ。馬鹿だなあ君は。衛兵!!こいつを捕らえよ!!」
アルファは飛んで来た衛兵に捕まった。そんなアルファに勇者は近づき 
「君はサテラの夜の営みを知っているかい?彼女は恥じらいながらも情熱的に求めるんだよ。あぁ!君みたいな凡人にはわからないか!!ま、せいぜい牢で過ごすんだな。ははははっ!!」

そうして牢屋に放り込まれたアルファは絶望していた。
「サテラ……どうして……」
アルファは悔し涙を零した。
そして、さっきの騒動について思い出していた。
そこであらゆる疑問が出てきた。
「待てよ?俺を見限った?それなら何故、サテラはあの腕輪と指輪をつけたままなんだ?」
というのが一番の疑問だった。
そしてある一つの答えにたどり着いた。
「そォーか……そういうことなンだな?それなら……《魔門解錠(ゲート・オープン)》」
そう唱えると、目の前に死神の鎌が現れた。そして、そこに居たのは、牛のような大男だった。
「余を呼んだか?人間よ。」
「あなたは……地獄の裁定者ミノス王ですね?」
「よくぞ分かったな。その通りだ。余は地獄の裁定者の一人ミノスである。我が同胞よ。困っておるようだな。」
「同胞?という事はあれは裁定者……地獄の沙汰を司るものか。」
「その通りだ。して、其方の名はなんと言う。」
「アルファ。アルファ・リーデルシュタイン」
「アルファよ。其方がする事は決定してるようだな。余も手伝うとしよう。」
「分かった。じゃあさ、まずはこれをぶち破るかな。」
そう言うと、ミノス王に渡された死神の鎌――不倶戴天を振り牢屋を破壊した。

その頃、サテラは、
「あの男の顔は滑稽だったなぁ!サテラよ。」
そう言う勇者に対してサテラは
「もういいでしょ!もうこれ以上アルファを巻き込まないで!」
サテラは未だにアルファの事が好きなのだ。
「いいじゃないのさ。もうあの男は来ないんだし。あの男、勇者様と違って根性無さそうだしさ。」
と、仲間の一人が言うと、サテラの声が氷点下まで下がり、
「取り消しなさい。さもないとここで切り刻む。」
「おぉ!怖っ。」
サテラは最大限の殺気を振りまくが、当の仲間たちは全くひるまない。そうして、勇者パーティーはご飯を食べて寝た。
そして数分後、宿の扉が開いた。

アルファは牢屋を破ったあと、空を飛んで宿がある村まで来た。
「どこにいるのかな?勇者クンは?」
そう言いながら飛んでいると、宿を見つけた。
そして、そこにいるというの
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