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幼馴染が寝取られた?よろしい、ならば報復だ。
幼馴染が寝取られたので報復しました。
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王都にいくんだね。ま、俺もパレード見にいくがな!!」
今日から2週間後……明日村をでても十分間に合う。そう思ったアルファは、家に帰った後準備をし、翌日村をでて、王都に向かった。


王都にはパレードの2日前に着いた。腹が減っていたアルファは、適当な店に入り腹を満たすことにした。
料理は村とは違って濃い味付けで最初はとまどった。やっぱり村のほうがおいしいな。食材本来の味が生かされている。そういう風に思っていると周りの客の話が耳にはいってきた。
「そろそろパレードかぁ。勇者をまじかで見れるなんて最高だな!!」
「まったくよ。だが、勇者だけでなく剣姫、賢者、僧侶も見れるってよ。なんでも、3人とも絶世の美女だとか。一度でも見てみたかったんだよ俺」 
「その絶世の美女3人と勇者は結婚するんだろ?かぁーっすごいねえ。勇者はハーレムってか!!俺らじゃ到底真似できんわw」 
「おまえと勇者を一緒にするなってよ。勇者だからできるんだろ。とりあえず酒でも飲もうぜ。」 
ぎゃはははは……そういって彼らは別の話題に入っていったが、勇者がハーレム?しかも剣姫も?信じたくなかったがこれは……どう言うことだ。
アルファは店を出た後宿に入った。正直言って気分は最悪だった。吐きそうだった。サテラについては弱みを握られているとしか考えることができなかった。そうでもしないとアルファの心は壊れても仕方ない状態だったのだ。

パレードの日になった。パレードはまだだというのに、通りにはそれはもうたくさんの人がいた。今から確かめてやる……サテラのことを。

ついにパレードが始まったようだ。かなり離れた場所からでも歓声が聞こえる。しばらく待っていると、辺りが歓声を上げ始めた。とてつもなく多い人ごみのなか、アルファは見てしまった。

勇者と笑顔で腕を組んでいるサテラの姿を。 
あぁ……何かがアルファのなかで壊れたような気がした。気を失いそうになったが、なんとかもちこたえると、次の瞬間アルファは声を出していた。
「サテラ!!」
「えっ、アルファ!?どうしてここにいるの!?」 
「そんなことはどうでもいいんだよ!!それよりなぜ勇者と腕を組んでいる!!結婚する約束はどうしたんだ!!」
「こいつ誰ーーー気持ち悪いんだけど」
「もしかして、サテラのストーカー?犯罪じゃん。きしょくわる。」
「ほう、君が噂に聞いていたサテラの元婚約相手か。残念ながら彼女はもう僕のものだよ。昔の約束なんてないのも同然。そんなものに縛られているなんて君はまだまだ子供だねえ。」
「サテラ、嘘だろ!??なにか弱みでも握られているんじゃないのか!?」
「アルファごめんね。今の私は剣姫。あなたみたいな凡人とは違うのよ。それに勇者様はとてもかっこいいし。昔の約束はなかったことにして。今ここから逃げる
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