暁 〜小説投稿サイト〜
DQ8 呪われし姫君と違う意味で呪われし者達(リュカ伝その3.8おぷしょんバージョン)
第二十一話:正義の味方は必要無い
[3/4]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
そ、そんなに馬鹿じゃないわよ!」
「そうかなぁ……リュカさんが嫌がってるのに、近親相姦を望んで諦めないじゃんか」
「そうですよリュリュさん。相手の意に沿おうとしたら、リュカ様の性癖を受け入れるべきでしょ?」
「そ、それとこれとは別なのぉ!」
「別じゃねーよ。お前どんだけ親不孝な事してるのか解ってんのか?」
お、親不孝って……そんな大袈裟な。
「と、兎も角……私はウルポンを殺しません!」
「……良いだろう、その言葉を信じよう。であれば、アハト君等への救援は諦めてもらう」
何でそうなるかなぁ……?
「ウルポンは私がドルマゲスに勝てないと思い込んでない? そうとは限らないでしょ! アハト君等も居るんだし、協力し合えば倒せるかもしれないじゃない!」
そうよ、協力よ。一人一人は非力でも、協力すれば勝てるわよ!
「ドルマゲスの姿を見て、その力量を感じ取れないのでは無理だな。リュカさんか、百歩譲ってティミーさんが居れば、俺も恐れる事はないだろうけど、アレは魔王クラスだ。冒険初心者連中と平和ボケ女のパーティーじゃ勝ち目が無い」
平和ボケ女って……
「ウルポンが居るじゃない。天才宰相で、超ベテラン冒険者のウルフ・アレフガルド様がいらっしゃりやがるじゃないですかぁ!」
私に殺されるくらいの覚悟があるのだから、魔王クラスに特攻する覚悟くらい持ちなさいよ。
「確かに……天才でイケメンで超ベテラン冒険者なグランバニア王国宰相兼国務大臣の俺だけど、貧弱な冒険初心者と勘違い平和ボケ女連合パーティーを守りながら戦うのは無理だね。俺一人で戦ったって勝ち目は無いのに、足手纏いを引き連れて戦闘したって惨敗しか見えてこない」
「段々と私達を表す言葉が酷くなっていく……」
「リュリュさん等を表す言葉がアレなのは私も気になりますが、一瞬でもドルマゲスを見て『協力すれば勝てる』と言うくらいの実力では、間違っても勝利する事は出来ません。ウルフ殿へ対する反発心は捨てて下さい」
う゛〜〜〜……
何時もは味方してくれるラン君が、この件に関して反対してくる。
そんなにドルマゲスは強いの?
「わ、分かったわ……今は戦いに行く事を我慢する」
「今は? 今と言うか、アハト君等がもっと戦える様になって、貴女を守れる……守りやすくなってからだ! せめてアハト君一人で何時ぞやのアホイカに圧勝できるようになる……そんな時まで、彼等の為にも戦闘に参加しないで下さい」
むぅ〜……
あのイカさんだって結構強そうだったのに、それ以上って何時になるのよ!?
ラン君までもウルポンの言葉に“ウンウン”って頷いてる。
「わ、分かりましたぁ!」
結局コイツはお父さんの事が重要なのね。
私もコイツに拘わらず“姫君”として扱われたいと思った事ないけど
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ