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ラインハルトを守ります!チート共には負けません!!
第百二十一話 自由惑星同盟の転生者たちが迎撃作戦に加わります。
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なられたオトフリート5世陛下は、つくづくそれを思い知ったのです。かといって、女児であっては夫君となる人及びその親族が帝国を牛耳ることとなる。その危険性は皇帝の妻とその一族が牛耳ることのリスクよりもはるかに大きい。したがって、凡庸な君主であることが明白化している唯一の人、フリードリヒ4世陛下を抜擢したというわけなのです」
「残念ながら、ケイト(カロリーネ皇女殿下の偽名はこれであった。)・・・・いいえ、もうカロリーネ皇女殿下と呼ばせていただくけれど、殿下の帝位継承はありえない事だわ。男児があれば男児に優先して帝位継承権が与えられることになっているのだから」
「・・・しかし、帝位継承権は本来であれば女児、男児にかかわらず、すべからく平等に分け与えられるもの、という考え方はゴールデンバウム王朝以前遥か昔からあったものです。それに――」
コーデリア・シンフォニー中将は指を一本立てた。
「仮に女児に全く帝位継承権がないのであれば、何故ブラウンシュヴァイクとリッテンハイムの息女が帝位継承に名乗りを上げられたのですか?」
カロリーネ皇女殿下は息をのんだ。
この世界においては、現実にリッテンハイムとブラウンシュヴァイクの帝位継承権争いが起こっている。結果としてその願望は果たせずに終わっているが、実際に起こったことは間違いない。そして、この質問はカロリーネ皇女殿下に向けられたものだった。
「と、いうわけです。今ゴールデンバウム王朝はカザリン・ケートヘン1世陛下が即位されていますが、それよりもはるかに以前、すなわちオトフリート5世陛下の妹君(と言ってもかなり年はそれこそ祖父と孫ほどに離れていますけれど)でいらっしゃる貴女であれば何の問題もありません」
「では、私にゴールデンバウム王朝の帝位継承者として名乗りを上げろというのですか?」
「まさか、そんな」
コーデリア・シンフォニー中将は面白そうに手を振った。
「そんなことをすればシャロン・イーリスの手にかかって殺されるだけです。それも1秒もしないうちにね。私はそのような事を申し上げに来たわけではないのです」
「では、どういう要件?あいにくと私も殿下も暇な人間ではないの」
「私もです。ですから単刀直入に申し上げます。この事態を打開する策を」
「・・・・・・・。」
「銀河帝国、ラインハルト・フォン・ローエングラムと同盟を組むことです。正確に言えば、あなたが銀河帝国に帰還し、新たな君主としてラインハルトの輔弼の下に統治すればいいのです」
「は!?」
思わず、声が裏返った。この人は今何と言ったのか・・・思わずウィトゲンシュティン中将を見ると、同様の表情で凍り付いたままコーデリア・シンフォニー中将を見ている。
「はい。常勝の英雄ラインハルト・フォン・ローエングラムが
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