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女神と星座の導きによりて
星42 最後の試練
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になりますよ!」

 「真名……」

 「ええい!面倒!!」

 私はもう自分に正直に生きましたが、この際です。
 ぶっちゃけてやる!!

 
 「私の為に生きなさい!サガ!!」


 「「!?」」

 その場に居るサガと沙織から驚いたという空気を感じます。
 ええい、ままよ!

 「ええ!好きですよ!大好きです!!死んだら私が困るんですよ!!いらないならその命、私にください!」

 「真名」

 「もう!ここまで女に言わせて!恥ずかしくないんですか!あんぽんた「真名!!」!?」

 目を強くつぶって叫んでいた私は名前を呼ばれ、恐る恐ると開けてみると、こちらを真剣な顔をして私を見つめるサガが居ました。

 「真名、私はやってしまった事を償わなければならない」

 「……はい」

 「私は本当は正義の為に生きたかった」

 「過去形ですか?」

 そこで沙織を、アテナを見つめるサガ。ですが、改めて私を見つめ直して、私が顔を伏せてしまいかけたところで

 「……正義の為に生きたい」

 「…………!」

 「私はアテナの聖闘士だ。何よりも守り、優先するのはアテナだと、真名も理解しているだろう」

 「はい」

 「だが、私は君の為に生きたい」

 「!!」

 その言葉に驚き、伏きかけた頭を上げ、真っ直ぐにサガを見つめました。
 サガはまた、沙織を見つめて

 「アテナよ。私は……私は生きても良いのでしょうか……。勿論、罪は消えず、生きていく限り償っていきます。それに、忠誠を誓うのは貴女ですが、この命は彼女の為に生きたいと……そう想ってもいいのでしょうか?」

 沙織はその言葉を聞くと笑顔で言いました。

 「ええ、サガ。貴方は生きても良いのです。どうか、私達と共に歩み、貴方の正義を貫いてください」

 こうして、私の最後の試練は成し遂げたのでした。

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