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女神と星座の導きによりて
星42 最後の試練
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ら?違いますね!確かに女神の化身でも沙織が沙織だから可愛いのでしょうね!もう!よしよしですよぉー!」

 もう!こんな健気で可愛い子がお母様と呼んでくれる!最高ですな!
 思わず抱きすくめて沙織の頭を撫でると

 「お、お母様、苦しいです」

 沙織は確かに苦しそうですが、その顔は嬉しそうな顔でもあって。
 ちょっと名残惜しいですが沙織を離し、これからやる事を伝えます。
 
 「さて、沙織。ごめんなさいね。私はこれからやらねばならない事があります」

 「はい」

 岩の床に叩き付けられ、頭が埋まっている姿は結構シュールですね。(実はずっとこのまま放置してた)
 とにかく、起こします。

 「【キュアローズ】!えい」

 小宇宙をキュアローズに流し、効果を発動。岩の床から出ているサガの後頭部に刺します。
 その姿は更にシュールになりました。しばらくすると……

 「……はっ!」

 ボコンッ!っと岩の床から頭を出し、気が付くサガ。

 「私は……?はっ!アテナ!……に、真名?」

 「おはようございます。サガ」

 私は茫然とするサガににっこりと微笑みかけ、

 「歯ぁ食いしばれや!あんぽんたんんーっ!!」

 黄金の左手にてフルスイングで平手打ちをサガの頬に目掛けて放ちました。

 
 バッチーン!!

 
 そんな甲高い音が辺りに響きました。
 サガの右頬が真っ赤に腫れましたがこの際無視です。
 叩かれてもなお私が此処に居るのが信じられない様で、私を見つめてきます。

 「ま、真名。何故此処に……」

 「馬鹿な事を考えてる、あんぽんたんにちょっとお仕置きをと」

 またにっこりと微笑み、今度は右手を振りかざします。

 が

 「…………」

 「………?」

 振りかざすだけで固まる私の様子を窺うサガ。
 沙織も私の様子がおかしいと心配気な雰囲気です。
 そこでついに

 「……サガのバカ」

 「 ! 真名……」

 私の目から涙がこぼれてきました。
 滅多に泣かない私ですが今回は我慢できません。

 「何勝手に自己完結して死のうとしてるんですか」

 「しかし、真名。私はあまりにも……」

 「言いたい事はわかります。けれど、それは貴方一人が死んで解決するんですか?犯してしまった罪を償い切れると思っているんですか?」

 「確かに私が死ぬ事で犯してしまった罪が許されるとは思っていない。だが、私は……」

 「何故そこで生きて償うという選択肢が出てこないんですか!アホですか!?貴方!」

 「それはあまりにも烏滸がましいだろう」

 「烏滸がましくて何が悪いんです?それに生きて償った方が十分罰
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