暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica43ザンクト・オルフェン決戦〜Neue Belkan Ritterorden〜
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「ありがとう。クラリスとトリシュは中央、ルミナとアンジェは右、セレスとわたしは左を潰す!」

2人1組で攻略するためにV字編隊シェブロンから横一列編隊アブレストへと変え、「エンゲージ!」した。わたしはセレスと一緒に、左の1組を倒すためにガトリングによる弾幕の中を突っ切る。でも近付いた分、弾幕の密度を厚くなるし・・・

――ブラストディセミネーター――

――スナイプバスター――

――バーストブリンガー――

ショットガンの散弾も追加されて、さらに厄介な壁になった。使う気はないけど中遠距離系の魔法を放っても、蜂の巣にされて掻き消されると思う。

「イリス。私が前を飛んで防御に徹するから、あなたが斬り伏せて」

わたしのシールドの防御力は、セレスのものより数段劣る。だからここは「ん、任せた!」セレスを頼ろう。縦一列の編隊トレイルを組んで、セレスの「行くよ、イリス!」合図に合わせて、“キルシュブリューテ”の「カートリッジロード!」する。

――凍て付く氷壊の蒼盾(コンヘラル・イ・デストゥルイール)――

セレスが前面に冷気を放つ氷の盾を展開して、一気に接近する。連中の攻撃が盾に当たる直前に冷気で凍ってく。セレス、魔術師化してるな〜。でもそんなセレスのおかげで数mほどまで接近することが出来た。

固定開放(リベラシオン)!」

セレスの口にしたキーワードによってシールドがボフッと音を立てて、冷気や雪となって裏切り者3人へと殺到した。

「セレス!? 魔術でしょ今の!」

「魔術師化はギリで解除したから大丈夫! ほら、早く!」

「それなら良いんだけど!」

――雷牙神葬刃――

刀身に纏わせた雷撃を、“キルシュブリューテ”を横一線に振るって飛ばす。雷撃は冷気と雪を斬り裂き、警戒のためか背中を向けあって三方に武器を構えていた裏切り者3人に直撃。聞くに堪えない悲鳴を上げた後、感電によって硬直したままドサッと屋根の上に倒れこんだ。

「ルミナ達の方は・・・!?」

『イリス! 右ターゲット撃破完了!』

『中央ターゲットも撃破!』

ルミナとトリシュからの報告が入って、わたしも「左ターゲットの撃破確認!」って返したんだけど、『まずいです! 新手を確認!』って、なんとなくそう来るだろうなって考えてた報告が入った。

「了解。んじゃみんな。年始めの大掃除と行きますか!」

徹底的にぶっ潰すって意気込んでいると、通信を知らせるコール音が鳴ったから「はい。こちらオランジェ・ロドデンドロン。これより掃除を始めます」って、向こうが喋る前にさっさと応じる。

『そうだね。だからとりあえずイリス達は、大隊側の騎士たち――ノイエ・ベルカン・リッターオルデンを釣るための餌になってくれ』

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