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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica43ザンクト・オルフェン決戦〜Neue Belkan Ritterorden〜
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体を向けて、そこで艦隊と戦ってる八神司令たちの無事を祈った。
†††Sideスバル⇒イリス†††
大隊の主力というか、銀薔薇騎士隊ズィルバーン・ローゼの
パラディン
(
うらぎりもの
)
や、“エインヘリヤル”・ルシルを倒した偽ティーダ一尉を廃棄都市区画で返り討ちにしてやったわたし達は、ブレオベリスとグリフレットとガリホディンの新米パラディン3人にちょろっと話を聞いて、リナルド・トラバント討伐のためにベルカ自治領ザンクト・オルフェンの聖王教会本部へ向けて飛行中。
『――ということもあり、セインテスト家に代々受け継がれてきたエグリゴリの破壊を成しただけに過ぎません。グランフェリア、シュヴァリエル、レーゼフェア。そして今日、最後の大隊のフィヨルツェンを破壊します。彼女が人型兵器エグリゴリである事を証明するため、交戦映像を内務調査部に提出しましょう。それではこれより拠点の全データを両組織の捜査部、無色花騎士隊ファルブロス・ブルーメに送信します。その後、私はセインテストの役目と平行し、拠点を完全制圧します。以上通信終了』
大隊の拠点から配信されてるルシルの全体通信に耳を傾ける。わたし達が聖王教会本部に向けて飛んでる最中に始まったルシルの全隊通信。母様が偽者と入れ替わっていたことに心底安堵した。
「まさかお姉ちゃんも偽者と入れ替わっていたなんて・・・」
通信でルシルの口からフィレスの名前が出た時・・・
――( д) ゚ ゚qあwせdrfgthyじゅいkぉp;@:「」――
セレスは本気で大混乱した。何を言ってるのかも聞き取れないレベルで発狂してたし。しかもそれが空の上ってこともあって墜落寸前にまで急降下した。ルミナが抱き止めなかったら、山肌に激突してたからね。
「絶対に不意打ちだろうね、フィレスの場合。真っ向から戦って負けるなんて想像つかないし」
フィレスの強さは、ここに居るみんなが理解してる。だから拉致された経緯はフィレスが抵抗できないような、卑怯なものだって考えてる。セレスが「そう! 間違いなくそう! お姉ちゃんが正攻法で攻略されるなんてありえない!」って力説。
「セレス、少しは落ち着いてはどうですか? 母であるマリアンネ聖下を拉致されたイリスと、兄である騎士パーシヴァルを拉致されたトリシュはこんなに落ち着いているというのに」
ぎゃあぎゃあうるさいセレスを注意するアンジェ。私の場合は、母様が偽者だって前提でこれまで活動してきたから、本物の母様が無事に見つかったってだけで心底安堵だ。
「私も驚きはしたけど、兄様も私も騎士である以上、常に最悪な事態に陥ることは覚悟しているから。でも・・・無事でいてくれて良かった」
「トリシュは大人だ。そしてセレスはシスコンだ、しかも末期の」
空を飛べないト
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