十五話目
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がイッセーの首を締め上げる。
「『兵士』の力で良くやったと褒めてやろう」
イッセーの首を締め上げる中、
「正直ここまでやれるとは思わなかった。強い悪魔になれると思うぜ、お前」
そう言って締め上げて居た力が抜けてライザーは崩れ落ちる。
既に限界だったのだろう。最後の行動は最後の意地だったと言うことか。寧ろ、フェニックスの生命力が有ればこそ命の方が助かったと言える。
(……あれ? もう出来てないか、マグマボトル)
四季は試合結果を見ながらそう思ってしまう。
(まあ良いか。これでクローズマグマナックルが作れそうだし)
認識阻害用のアイマスクを取り出してナデシコCの詩乃と雫の2人に撤収の合図を送る。
「この様な勝手な行いをお許しください。でも、部長を、オレの主人であるリアス・グレモリー様を返してもらいます」
リアスの両親も仕方ないと言う様子でそれを認める。リアスの手を取る。
「おめでとう、イッセー君。所で、君の使って居た道具だが」
そんなイッセーの勝利を祝福するサーゼクスの言葉にイッセーは最後に残ったボトルを見せて。
「それが壊れてしまって、これだけしか……」
「フム。では、それを預からせて貰えないかな? もしかしたら修復できるかもしれない」
「っ!? 本当ですか!? 是非お願いします」
そう言ってイッセーがサーゼクスに渡そうとした瞬間、
『おっと、そうは行かないぜ』
『0・1・0』『マスカレイズ!』『快盗チェンジ!』
そんな音が響きボトルにワイヤーが巻き付く。
「何者だ!?」
周囲の貴族たちから騒めきが広がる中、バルコニーのある窓の元まで赤い影が飛び出す。
「お前は赤いコソ泥野郎!」
「ルパンレッドだ!」
そこに立ったルパンレッドを指差してイッセーが叫び声を上げるが、呼び名を訂正する。
そして、気を取り直して巻き付けたワイヤーを引いてボトルを回収しようとするが、
「すまないが、これは君には渡さないよ、ルパンレッド君」
ワイヤーの一部が消失し、ボトルはサーゼクスの手の中に納まってしまう。
「おいおい、魔王様。オレは奪いに来たわけじゃなくて、赤龍帝に渡した物を返して貰いに来ただけだぜ」
「ふざけんな、あの時お前、くれるって言ただろう」
「彼の言う通りだよ。贈り物の返品は良いことじゃないと思うね」
そんなやり取りをしている間に警備の兵士たちがルパンレッドの元に殺到しようとして居た。
自分の不利を悟ったルパンレッドはビルドドライバーを取り出し、
「仕方ない、それはあんた達
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