第七千八百二十話 星型の要塞は
[8]前話 [2]次話
第七千八百二十話 星型の要塞は
日本は要塞の中を見回してフィンランドにお話しました。
「思えばです」
「何でしょうか」
「はい、私にはこうした城砦は縁が薄く」
「日本さんのお城はそうですよね」
「街も違いますし」
基本城下町でした。
「そして長い間戦いもなく」
「江戸時代の間殆ど同じでしたね」
「お城の状況は変わらなかったので」
それでというのです。
「こうした形のお城はです」
「殆どないですね」
「それが幕末になって」
開国して欧州のことを知ってです。
「ようやくでした」
「こうした星型のお城を築きましたね」
「五稜郭を」
日本で星型のお城といえばここです。
「それ位でした」
「そうでしたね、日本さんは」
それだけ日本にはあまり縁がない場所です、尚この五稜郭で新選組の土方歳三さんは散華しています。
第七千八百二十話 完
2019・6・12
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ