暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
第19話
[5/7]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
んだけどねぇ?」
「な――――――――あの”剣帝”とも互角にやり合った事があるですって!?」
「”剣帝”…………”劫焔”や”神速”が何度か口にしていた元結社の執行者No.Uにしてメンフィル帝国のプリネ皇女殿下にお仕えしているという凄腕の剣士か…………」
「シャロンの話によると、その”剣帝”って人相手だとあの”劫焔”みたいにシャロンでも”絶対に勝てない”って言っていたけど…………」
エリオットの質問に苦笑しながら答えたルフィナの答えにワジは口元に笑みを浮かべて指摘し、ワジの指摘を聞いたサラは驚きの声を上げ、ラウラは真剣な表情でルフィナを見つめ、アリサは不安そうな表情で呟いた。

「あれは何度も言っているように上手く互いの”落としどころ”に持って行けただけの話だから、まともにやり合ったら私だと彼には絶対に勝てないわよ。」
「フム…………先程から気になっていたんだ…………”彼女”の容姿と似ているその容姿でレーヴェ君ともやり合った話…………まさか、貴女はリース君の?」
苦笑しながら答えたルフィナの答えにアリサ達が冷や汗をかいて表情を引き攣らせている中ルフィナの正体を察したオリヴァルト皇子は考え込みながらルフィナに訊ねた。
「はい。―――自己紹介が遅れて失礼しました。私の名はルフィナ。七耀教会”星杯騎士団”所属”正騎士”のルフィナ・アルジェントです。”影の国”ではリースとケビンがお世話になりました。」
訊ねられたルフィナは静かな表情で頷いて自己紹介をした。

「やはり…………という事はアドル君達もそうだが貴女も、”彼女”の能力で現代のゼムリア大陸に?」
「ええ、そうなりますね。」
「そうか…………クローディア姫達からアドル君達の話を聞いてから何となく察してはいたが、やはり”彼女”も関わっていたのか。」
「え、えっと………殿下達は何の話をしているのでしょうか?」
オリヴァルト皇子とルフィナの意味深な会話内容に仲間達と共に不思議そうな表情を浮かべたトワはオリヴァルト皇子に訊ねたが
「―――すまないが、その件については事情も知らない人達にみだりに教える事はできないから、幾ら君達でも教える事はできないんだ。」
「ま、守護騎士(僕達)は成り行きで事情を知ってしまったけど、ゼムリア大陸の平和の為にその事情についてはおいそれと話す事はできないから、その件に関してはこれ以上気にしないでくれるとありがたいね。」
「き、”気にしないでくれ”って言われても…………」
「そんな言われ方をしたら逆に滅茶苦茶気になる。」
オリヴァルト皇子とオリヴァルト皇子の後に答えたワジの答えにエリオットは気まずそうな表情をし、フィーはジト目で指摘した。

「フム…………気になるといえば、そちらの翼を生やした女性や他の人達も王太女殿下達の話にあった”空の女神”
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ