第19話
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有名な娯楽小説である”赤毛の冒険家の冒険日誌”の著者にして主人公さ。」
「”空の女神”の…………!?」
「し、しかもあの”赤毛の冒険家の冒険日誌”の著者にして主人公って事は…………!」
「ふえええっ!?あの小説って、実際にあった話だったんですか!?」
オリヴァルト皇子の説明を聞いたラウラは驚き、ある事に気づいたエリオットとトワは信じられない表情で声を上げた。
「そして私がお父様とお父様にとって最初の”現地妻”であるフィーナお母様の娘にして、”ただの新妻”であるエイドス・クリスティン・ブライトです♪」
「ちょっ、エイドス!?”現地妻”だなんて人聞きの悪い事を言わないでくれ!?」
そして笑顔で自己紹介をした女性――――”空の女神”本人であるエイドス・クリスティン・ブライトの自己紹介にその場にいる全員が冷や汗をかいて表情を引き攣らせている中アドルは焦った様子で指摘した。
「女神が”ただの新妻”とか意味不明よ…………」
「というか私達が今まで抱いていた”空の女神”のイメージがどんどん崩れていくわ…………」
我に返ったセリーヌとアリサはそれぞれ疲れた表情で呟いた。
その後、エイドス達はアリサ達が自分達を訊ねた事情を知る為に他の場所でそれぞれ休暇を過ごしていた仲間達を呼び寄せて自分達が宿泊している部屋で改めてアリサ達と対面し、まずアリサ達がそれぞれ自己紹介をした。
〜川蝉亭〜
「改めてになるが…………久しぶりだね、アドル君、フィーナさん、エレナさん、ナユタ君、それにノイ君も。まさか再び君達と会えるとは思わなかったよ。」
「アハハ、それは僕達もです。」
「これもどっかの誰かさんの”導き”とやらかもしれないの。」
「フフ、私やエイドスが”女神”である事を考えると冗談になっていませんね、ノイさんのその言葉は。」
「まあ、ここには”女神”が二柱もいますから、冗談抜きでどちらかは関係していそうですよね…………」
オリヴァルト皇子の挨拶に対して空色の髪の少年――――ナユタ・ハーシェルは苦笑し、ナユタの傍にいる妖精―――ノイ・ステラディアはジト目でエイドスを見つめ、ノイの意見に同意したエイドスによく似た容姿で背中に一対の白き翼を生やしたセルリアンブルーの髪の女性―――エイドスの母親であるフィーナ・クリスティンの推測に金髪の女性―――アドルの妻の一人であるエレナ・ストダート・クリスティンは苦笑しながら同意した。
「だから何度も言っているように、何でもかんでも私のせいにしないでください!全く…………事あるごとに空の女神の導きとかいう言葉を聞いて、正直辟易しているんですよね。ただでさえ”空の女神”なんていう痛い呼び名で呼ばれる事も”非常に不本意でありながらも仕方なく受け入れていますのに”…………」
「お願いし
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