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銀河転生伝説
第10話 その要塞砲の名は
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二艦隊旗艦パトロクロスの艦橋が被弾。
司令官のパエッタ中将が重傷を負い、次席幕僚のヤン・ウェンリー准将が指揮権を引き継いでどうにか態勢を立て直す。

予想以上に抵抗する第二艦隊に業を煮やしたラインハルトは紡錘陣形をとって中央突破を図り、戦いを一気に決めようとした。

だが、予め中央突破を読んでいたヤン准将はこれを逆手にとって艦隊を左右二手に分け、ラインハルト艦隊の後ろに回る。

これに対し、ラインハルトは前進しつつ艦隊を時計回りに第二艦隊のさらに後ろを突かせる。
この時、OVAでは命令を無視して反転迎撃を行ったエルラッハ少将が戦死するのだが、再教育が行われた結果、エルラッハは(フォーゲルも)まともな軍人になっていたので、そのような事は起きなかった。

数時間後、両軍合わせた陣形はリング状になっていた。

消耗戦となったことで、これ以上の戦闘が無意味と判断したラインハルトは撤退を開始し、ヤンの方もそれに呼吸を合わせて撤退した。

アスターテ会戦の戦闘に動員された将兵は、帝国軍245万、同盟軍406万。
しかし戦死者数は帝国軍の15万に対し、同盟軍は実に10倍に及ぶ150万を数えた。


宇宙暦796年/帝国暦487年―――アスターテ会戦は終了した。
そして、本来なら死んだ筈のエルラッハが生き残った。

これが後にどういう影響を及ぼすか……この時点ではまだ誰にも分からない。

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