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ソードアート・オンライン ー合わさる剣は2つの世界を一つにしてー「ある科学者とある剣士の物語」
第十一話「友とすべきもの」
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した。シンカーのようだった。
「シンカー!」
ユリエールが駆け出す。
なんだろう?なにか変だ。シンカーさんの声に鬼気迫るものがある。
「ユリエール!逃げろ」
その時俺とキリトは駆け出した。正体のわからない鎌を俺が受け止め、キリトがユリエールさんを助ける。
鎌の主は死神のような姿をしたモンスターだった。
「早く転移結晶エリアへ」ユリエールさんとユイちゃんを逃し俺とキリトは死神と対峙する。
「キリトさんこいつ」
「ああ、索敵スキルでレベルがわからない、多分90層クラスだ」
「アスナさん、レイ、ユリエールさんたちと転移結晶を使うんだ」
「そんな」
「何言ってるのよジン、怒るよ?」
「俺達もあとからいく」
「レイさん。いいですか?」
「うん、わかってるアスナさん。わたしたちも戦おう!ユリエールさん、転移結晶を使ってください」
「しかし!」
「私達はあとから行きます」
二人はユリエールさんたちを振り返らずに俺たちの横でこの死神に剣を構えた。
「アスナ?」
「レイ!」
「私達も戦うわ」
相手のレベルがわからない。でもやるしかない。
「いくぞ!」
死神の鎌が振り下ろされる。合わさった四人の剣を一瞬で吹き飛ばす。完璧に力が違う。そこに完全なレベル差を感じた。システムの数値の違いでこんな差が出る、そうだったそれがこのゲームだった。
四人は死を覚悟した。
そこにシステムが死の宣告をする。
インモータルオブジェクト、不死属性。嘘だろ、そんな。反則じゃないか。茅場!
「ふざけやがってええ!」俺はすかさず龍剣のスキルを発動する。
しかし俺の剣はやつのHPを少しも削ることはできない。
俺のスピードと技ならあいつの鎌を避けることはできるだが攻撃が無効ならそれは同じだ、違うのは。
「キリトさん、アスナさん、レイを連れて転移結晶を、俺がこいつの注意を惹きつけます」
「ジン、おまえは!」
「大丈夫です、俺ならこいつの鎌は避けることができます。倒すことはできないけど、キリトさん考えてくれむざむざ全滅するより三人が生き残る、アスナさんを守るんだろう!」
「大丈夫だよ、パパ、ママそしてお兄ちゃんにお姉ちゃん!」
「ユイちゃん!」
「全部思い出したよ」
するとユイの体が宙に浮く腕から炎をまとった剣が現れる。
ユイの剣が死神を飲み込む炎とともに死神は消滅した。
ユイは語り始めた。それは衝撃だった。自分はカウンセリングAIでシステム開始時に切り離され、みることしかできななった。
状況は最悪。自殺するもの、狂気に陥るもの、恐怖にうずくまるもの、その中で明らかに感情パラメータの違う二人の人物に出会った。
それがキリトさんとアスナさんだった。
「私はお二人に会いたかったんです」
「ユイ、君の
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