暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica42暴かれる真実〜I reveal a secret〜
[6/8]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話

ユーリ・エーベルヴァインの圧倒的な戦力の象徴だった魄翼を展開。ソールの斬撃を右の翼で受け止め、「ドぅームプレッシャー!」左の翼を怪物の腕へと変化させて彼女をガシッと鷲掴む。

「うぐぅぅぅ・・・!」

「これで終わりだ。ナパームブレス!」

ソールを鷲掴んでいた翼を魔力と火炎が渦巻く球体へと変えて彼女を閉じ込め、重力によって球体ごと押し潰す。強力な魔力爆発が起き、吹っ飛んだソールが床に叩き付けられた。それと同時に結界が解除されたことで、俺とアイリは防護服へと変身し直した。

「終わったかな・・・?」

「俺ですら撃墜寸前に陥った一撃だ。彼女に耐えられるわけがない」

ぐったりとしているソールの元へと歩み寄っていると、彼女の胸から青緑色の光球が飛び出してきて、ソレが人型へと変わった。青い長髪のツインテール、服装は修道服、30cmほどの身長をした小さな少女。融合騎で間違いない。

「こ、これ以上のロードへの攻撃は許さないから!」

「・・・アイリはね、アイリっていうの。あなたと同じイリュリアの技術で造られた融合騎。元の名前はズィーベン・・・、氷結の融合騎ズィーベン。あなたの名前は?」

アイリもまた本来の30cmほどの姿へと戻り、ソールを護ろうと必死な融合騎に語りかけた。融合騎が俺をチラッと見たから、「俺たちの勝ちだ。もう闘わない」と“エヴェストルム”を解除して見せた。

「・・・わたし、ドライツェーン。盾の融合騎改・・・」

13か。イリュリア大戦の時には確か1のアインスから7のアイリまでが稼動していた。現在は幻惑の融合騎、11のエルフテから、雷の融合騎改の18、アハツェーンが稼働中らしい。その内エルフテ、強化の12ツヴェルフ、そして目の前に居る盾のドライツェーンを無力化した。残りはおそらくシャル達を襲いに行った連中の中に居るだろう。

「これから俺とアイリは、残りの防衛戦力を討つ。邪魔をするなら容赦はしないが、大人しく捕まるのなら手厚く保護する。どちらがいい?」

「・・・ロードが負けた時点で、わたしの仕事も終わったし・・・。大人しく捕まるよ」

ドライツェーンが両手を差し出してきた。手錠をはめて、と言っているんだろうが融合騎用の手錠なんてものは存在しない。だからバインドのサイズを調整して彼女の腕を拘束した。

『マスター。次の3人、送ってもいい?』

そう聞いてきたライシエルに「ああ。いいぞ」と答えた。それから相手した残りは全員ザコだった。これで拠点内の戦力は全て潰したことになったわけだ。

「さてと。俺も俺の仕事を始めようか。ライシエル。管理局と聖王教会の全ての施設と、あとはやて達とシャル達への通信回線を開いてくれ」

『イエス! ちょこっとだけ待ってて!∠(^-^)』


[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ