暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica42暴かれる真実〜I reveal a secret〜
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叩きつける「雷神爆光破!」で直接ソールを狙う。

「フェアナイネン・ズィー!」

ソールに直撃する直前に雷球が消滅する。なら次は、シュテル・ザ・デストラクターの「ディザスターヒート!」火炎砲撃の3連射。1発ごとに射程が短くなる欠点があるが、砲撃の威力を保った状態での3連射は凄まじい火力を叩きだす。

「くぅぅ・・・! ノート・ヴェーア!」

ソールは1発目と2発目をギリギリ躱しきり、3発目はバリアを展開して防御に成功。おそらくこれでシュテルの魔法は通用しなくなった。よし、じゃあ次の検証に移るとしようか。

「ほら、休んでいる暇はないぞ」

――アゲマント――

今度はフラム・ザ・リベンジャーの火炎砲撃。ソールは「また魔力光が変わった・・・!?」と肩で息をしながら、「ノート・ヴェーア!」バリアを展開した。火炎砲はバリアに着弾して大爆発。黒煙から彼女が飛び出してきたところで、もう1発フラムの魔法を叩きこんでやる。

「ウィル・オ・ウィスプ!」

「他者の魔法など・・・卑怯者め!」

――フェアナイネン・ズィー――

(今だ!)

火炎弾16発を放つと同時に、アイル・ザ・フィアブリンガーの冷気弾である「イガリマ!」16発を追従するように発射。火炎弾はソールに直撃することなく消滅したが、「きゃあああああ!」冷気弾は全弾命中。

『あの仮面持ち凄いねマイスター。相手の魔力パターンを学習して、そのパターンでの魔法を完全無力化するなんて』

「ああ。あとはどれだけの魔力パターンを覚え無力化できるか、だが・・・。その心配ももうないな」

ノート・ヴェーアで防いだ魔法から術者の魔力パターンを覚え、フェアナイネン・ズィーという魔法でAMFのような効果を発揮して魔法を無力化しているんだろう。面白い魔法だが、ネタが割れてしまえば俺の敵じゃない。ほら、冷気弾の着弾時に発生した白煙が晴れていき始め、体の至るところが凍っているソールの姿を視認できた。

「ま、まだよ・・・まだ、終わっていない!」

――トイフェル・ベライヒ――

ソールを中心に結界が張られたかと思えば、「なに!?」俺の防護服が強制的に解除され、さらに「にゃ!?」アイリとのユニゾンも強制解除されてしまった。あらゆる魔法、スキルに対して完全な無防備状態。物理破壊設定であればちゃちな魔力弾1発で死ぬ状態だ。

「下がってマイスター!」

アイリが俺を庇うように躍り出た。剣を持つ右腕が自由であるソールが「その首、もらった!」と、巨大な魔力剣を剣身に付加した。確かにそんなものを受けたら俺もアイリも即座に死ぬが、俺がいくつもの魔力パターンを扱えることを忘れていないだろうな。

――リーゼン・シュベーアト――

「獲った!」

――魄翼――

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