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『賢者の孫』の二次創作 カート=フォン=リッツバーグの新たなる歩み
邂逅
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を水の壁が遮り、水蒸気が視界をふさぐ。
(まただ! なんでこいつは『ほとんど一瞬で』呪文を詠唱できる!?)
「ナウマク・サンマンダ・ボダナン・バルナヤ・ソワカ!」
さらに十二天の真言を口にすると、水蒸気は指向性の水滴となり、雨となり、水流となり、水の槍となり、渦巻く瀑布となり、フォービの体を打ち貫く。
GISYAAAッ!!
フォービは苦手とする水の攻撃を受けて苦悶にのたうち回る。
「……どうもこっちの世界で使うと妙な感触だな。なにを呆けている、いきなり召喚されたから呪具の持ち合わせはないんだよ。格下とはいえこういうのを何匹も相手するのは厄介だから、とっとと門を閉じろ、カート=フォン=リッツバーグ」
「わ、わかっている! キイチ=ホーゲン」
とにかく目の前の脅威を取り除く。そしてそれからだ、『一瞬で』呪文を唱える異世界からのまれびとの詳しい素性を訊くのは。
カートは門を閉じる作業に集中する。
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